![コロニア インテンサ オーデコロン](https://cache-cdn.cosme.net/media/product/10138/skuimg_623400.jpg)
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暑い夏が続く。
このハンパない猛暑下、できればウィークデイの夜に使いたい香りをあれこれスクリーニングした結果、辿りついたフレグランス。
蒸し暑い夜でも使える爽やかさと、適度なナチュラル感やクラシカル感、キャラクターはそこそこで、上品かつ嫌味のない香り。
アクア ディ パルマは、イタリアのカルロ・マニャーニ男爵が創設したメゾンで、1916年に爽やかでモダンな、イタリア紳士のスタイルを反映するコロニアを誕生させた。このコロニアは、なんとイタリア初のオーデコロンとのことで、特にクラシカルな雰囲気をもったメンズコロンにこだわっているメゾンだと感じている。
2007年に発表されたコロニア インサンセ オードコロンは、伝統的なシトラスにアロマティックやレザーのアクセントを加えることで、オリジナルよりもマスキュリンな印象に仕上げた香りで、なんと現ディオール専属調香師フランソワ・デュマシーと、大御所アルベルト・モリヤスの合作とのこと。
トップはシトラス-スパイシー。爽やかなレモンやライムから、ベルガモットやオレンジの甘さを加えたシトラスミックスの香り。レモンやライムのバランスが強いため、メンズらしいシトラスに、カルダモンのスパイシーが強く弾けることで、アロマティックさを感じる。
ミドルはスパイシー-ウッディ。ライムのグリーンシトラスとカルダモンの残香に、ジンジャーのスパイシー感が強く香る。ここに軽めのネロリが明るさを与えているため、爽やかさもある。このあたりの香りは夏にぴったりだ。そこから少しずつ明るさが抜けて、ジンジャーの残香と、奥からビターなセダーウッドや、柔らかいガイヤックウッドに、ヨモギの薬草のような香りがアクセントに。夏場に肌に乗せてみると、ここまでが60分程度。
ベースはウッディ。セダーウッドをメインに、レザーのような湿ったウッディとドライアンバー、スモーキーなムスクの香り。肌に乗せると少しだけバルサミックな甘さが増す。最後は暗いセダーウッドがうっすらと香る。持続時間は3〜4時間程度で、オーデコロンのわりに香りはしっかり残る。
クラシカルな印象のあるスパイシー-シトラス-ウッディの香り。スパイシー、シトラス、ウッディがそれぞれ際立って主張せずに、ナチュラルな印象もしっかりあって、上品にまとめられているため、ビジネス向きな香りだと感じる。それでも真夏の午前中に使うと、重めの暗いウッディが、暑苦しく香ってしまうため、やはり夕刻から夜にかけて少しだけビジネスライクに演出したいときに向いているかもしれない。イメージとして、トムフォードのグレイベチバーをもっと軽く爽やかにしたような印象だ。
バランスが良い分、キャラクターに欠ける香りではあるが、今年の猛暑にはこれくらいのキャラがあれば充分だと感じる。
この夏、GINZA SIXにおいて、アクア ディ パルファムのポップアップストアが初出展されていて、全ラインナップを試すことができる。なかでもコロニアシリーズ(6種)は、クラシカルなシトラスコロンの良さを尊重しつつも、うまく現代的にアレンジしたような香りが多い。
パルファムでもオードゥ パルファムでもない、オーデコロンの軽やかな香りもいいな。そんな気持ちに浸ることができる空間だ。
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アクア ディ パルマについて
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