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ムスクウートルブラン=白よりも真っ白なムスク、着想元はロダンの「接吻」。ラールエラマティエールのシリーズは香水自体に着色がされているものばかりだが、このムスクウートルブランだけは無色透明。これの発売に合わせてホワイトのネックコードが追加され、有料のキャッププレートも限定発売された。プロモーションにも中々気合の入ったムスクウートルブランはどんな香りなのだろうか?
もったりとして、ミモザやヴァイオレットリーフを思わせるようなウォータリーなグリーンからスタート。その青さと対比して、みずみずしいベルガモットの甘さが感じられる。そしてそれらを淡く白いムスク調の香りがひとまとめにしている。
ウォータリーグリーンが落ち着くと、フローラル感が増してくる。スッキリと明るいネロリにアーシーなアクセントの効いたオレンジブロッサム、「ウートルブラン」の名の通りの白い花の香りだ。構成にはローズとも記載があるが、ローズ感はほぼ出てこないと思う。
ドライダウンには、トップから続いていたムスキーな香りがややパウダリーに傾き、そこにほんの少しサンダルウッドの暗いウッディが加わってフィニッシュ。トップからミドルまでで約二時間、ドライダウンは三時間ほど。
この「ムスクウートルブラン」だが、発売前のかなり早い段階で2020年の数量限定品「ルールブランシュ」のリサイクルだという情報が流れ始めた。せっかく両方持っていることだし、よく比べてみた。個人的には、そっくりさん度は80%くらいだと思う。
トップ
ルールブランシュ(以下LHB)…無色透明の水を思わせるようなアクアティックなアコード
ムスクウートルブラン(以下MO)…もったりしたウォータリーグリーン
ミドル
LHB…ミュゲのようなスッキリ系グリーンフローラル
MO…オレンジブロッサムの力強いホワイトフローラル
ドライダウン
LHB…ムスクに、無脂肪乳のようなあっさりタイプのミルク、サンダルウッド少々
MO…パウダリーなムスクとサンダルウッド
たしかに香りの印象自体は似ていて、ムエットに付けたものを放置してみるとほぼ同じ香りであったが、実際に付けてみると上記のような違いを感じた。ルールブランシュが好きで普段使いしたいが限定品であることがネックの方、買うチャンスを逃してしまった方にはいいかもしれない。
トップ:ホワイトムスク、ネロリ、アンブレット(ムスクマロウ)
ミドル:オレンジブロッサム、アイリス、ブルガリアンローズ
ベース:ミルク、サンダルウッド、ホワイトアンバー
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク(fragranticaより)。
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