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レゼクスクルジフシリーズだと海外で1番評価が高いのが、おそらくこのコロマンデル。アンバーウッディな香水で、日本だと好きな人と苦手な人が分かれる香りではあるかな。私はとても好き。
2年ほど前に購入して以来、心を落ち着かせたい時に季節問わず使用しています。
インスピレーションとしてはガブリエル・シャネル氏のアパルトマンに飾られていた豪華絢爛なコロマンデル屏風。
シャネルの専属調香師3代目ジャック・ポルジュ氏とクリストファー・シェルドレイク氏がタッグを組んで誕生した香りです。
トップに感じるのは意外にもシトラスの爽やかさ。ビターオレンジの苦味がありつつも、ネロリの爽やかさと相まってキラキラっとした雰囲気です。アンバー系のフレグランスって最初から甘味を強く感じたりどっしりとした雰囲気があったりするんですが、コロマンデルはそうならないのが面白い。
ミドルになってくると、色濃くなるのがパチュリです。このパチュリのスモーキーでエッジの効いた香りとアイリスやローズ、ジャスミンなどシャネルが得意としている花々と共に滑らかに香ります。フローラルさよりも正直パチュリの香りの方が勝りますが、それでもエキゾチックになりすぎず、綺麗に纏まっています。
そしてベースに含まれているのはフランキンセンスやベンゾイン、アンバーとホワイトチョコレート。
フランキンセンスは別名オリバナムや乳香ともいわれ、スパイシーさのあるウッディな香りがします。ベンゾインは見た目はフランキンセンスと似ていますが、香り自体は焼き菓子のような甘さがあります。
このフランキンセンスやベンゾイン、そしてアンバーなどの中東を感じるような香りと共にホワイトチョコレートの優しい甘さが漂います。
全体的に高貴な香りだと思うので、簡単に付けこなすのは難しいかもしれないです。ただし肌に乗せた時の香りのうつろい方は本当に綺麗。スモーキーで大地を感じるようなパチュリの香りを他の香料がより引き立たせ、柔らかい甘さと溶け合っています。厳かな雰囲気はありつつも、どこか安心する香りです。持続時間は6時間以上はあるかな。
ガブリエル・シャネル氏にとってコロマンデル屏風というものはとても特別で、シャネル本店の3階にあるアパルトマンにもいくつか置くほど大切にされていたようです。
自らが考える服装はシンプルさやエレガントを追求していた彼女ですが、アパルトマンの中は写真で拝見してもわかる通り、煌びやかでゴージャスさで溢れています。
コロマンデル屏風は彼女にとって、なにかを制作する時のインスピレーションとなっていたのかもしれません。
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