
下北沢・あるいは三軒茶屋が最寄りのサーモンアンドトラウト (salmon&trout)さんへ。
オープンカウンターで、お料理が仕上がるさまも楽しめるスタイルです。
メニューはお任せで、5,000円と6,500円のコースがあります。
今回は6,500円のコースをご紹介いただきました。
飲食店の予約管理サービス・トレタ:http://toreta.in/を使っている人気店ということで、トレタの方にご招待いただきました。
森枝幹さんはシドニーのTetsuya's (テツヤズ)、湖月 表参道、マンダリンオリエンタルのタパスモラキュラーバーなど、名店で働いてきた経歴をお持ちなのですが、まだとてもお若いのにもびっくりしました。
自転車仲間のオーナーと意気投合、ソムリエでミュージシャンの山崎さんは、森枝さんの小学校の同級生だそう。
スタッフさん同士も仲がよく、アットホームな雰囲気も魅力です。
お話をしながらいただくディナーは本当に楽しかったです。
お酒はお料理に合わせて2皿で1杯、アペリティフとディジエスティフ、合計7杯のコースが3,000円です。
グラスの日本酒・ワインも黒板にあります。
お料理に合わせたBGMも楽しみのひとつです。
バーカウンターなのですが、ミュージシャンの彼が立っていると、まるでDJブースのように見えてきます。
アペタイザーは野菜のカクテルです。
胡瓜・緑茶・ミントを朝日(黒糖焼酎)で割ってあります。
ボリジ(ルリジサ)という、きゅうりの香りがするお花が添えられていました。
青山のファーマーズマーケットに出店している「太陽と雨」さんのお野菜や、下北沢ゆかりの素材を積極的に採用する身土不二的スピリット。
訪れた日は、お野菜が販売されていました。
1st
作っている過程も、お皿を作り上げる演出の一つなのではないかな、と思います。
ヤングコーン・うに・かにを合わせたものをフリットにしてさやに戻す、とうもろこしの再生(勝手に名づけました)。
カラスミが豪華にトッピングされます。
ひげはレモンがかかっていて、食べやすいようにカットしてあります。
もっちりとした身につぶつぶの食感、シャクシャクのひげと、食感も楽しめます。
2nd
夏は魚介が多いそうです。
ローズゼラニウムがあしらわれた氷の上にお料理が続々と展開します。
アルゼンチンのワイン トロンテスのグラス。
おなじお酒で酔っ払い海老にした甘エビを、はちみつのマリネに漬け込んだひとしなからスタートです。
トロンテスはワイン畑も一面ライチの香りに感じられるほどライチの香りがするとのことで、 お口直しにライチが添えられています。
ん!
めっちゃライチでとろりんフルーティーな甘エビ!?
お店でぜひ確かめてみてください。
厚岸産の牡蠣は、生姜、寿司酢、オリーブオイルのドレッシングで。
上品な甘酢ジンジャー具合がとっても好みです。
白ミル貝にセロリを合わせたセビーチェ風、鮎の魚醤にパクチーが添えられています。
シッタカに、 ちょっと目玉のようにも見える貝がとびんにゃ、マガキガイです。
ヤドカリみたいにひっぱり出して食べます。
レモングラス、しょうが、魚醤、にんにくで湯がいてあるので、そのまま頂きます。
貝には日本酒、ということで、海老名にある泉橋酒造の赤とんぼを。
登場するは、カメノテ。
亀の手そっくりな見た目ですが、前からけっこう好物です。
なかなか置いているお店はないですね。
ステムレタス(茎レタスまたはちしゃとう)、バイ貝 サメのアヒージョです。
ふわっふわの身のサメに、茎の食感が心地よいステムレタス。
ニラ、下仁田ねぎで緑になったオイルを使っています。
アヒージョをサーブするのに、サーモンっぽい小道具が登場。
名前から、鮭・ます専門店と勘違いする人もはじめは多かったそうです。
3rd
炙って仕上げた鮎を、スイカのガスパチョ(トマトも入っています)で頂きます。
ピンクペッパー、ハーブビネガー、鮎の肝のソースに、エルダーフラワー、おかひじきとディル。
つぶつぶの場所を食べていると、どことなくスイカをかじったようなフレッシュな感覚も楽しめます。
アイレンというスペインのぶどうを使い、枝と皮も一緒に醸しているワインです。
こちらなんと、パンパネロというバックインボックスのワイン!
深みがおもしろい具合にでていて、お料理にもぴったりでした。
4th
ローストしたカツオ、パプリカをバジルで。
バルサミコとオリーブオイルで和えて頂けば、バジルがしそのように感じられ、和風でもあります。
お皿が白・赤と交互に並べる演出にも見とれてしまいました。
5th
黄色と緑のズッキーニ
2時間ストゥブでローストして、繊維もなめらかになって、ふんわりほどけます。
純こしょうを埋め込んで、チーズスタンドの生リコッタがたっぷりと乗っています。
ミントとラベンダーと、全てを一緒にしていただくと、チーズ、ハーブ、ズッキーニの香り、全てが絶妙なハーモニーです。
「エディブル」ではなく、普通に生えていて食べられる野草の取り合わせの発見に感動します。
6th
おしゃれなお皿はイギリス、というのも、お店の定番メニュー、フィッシュアンドチップスのために用意したとか(?)。
自家製のポテト。
本日はカマス。
わらび こごみ のびるをピクルスにしてから刻んだ山菜のタルタル。
食べやすいようにカットしていただき、頭までぺろりといただきました。
ブリュードッグの華やかなPUNK IPAをあわせます。
フルーティなビールとカリッカリの衣と身がたまりません。
お手洗いには、マニアックなビールもかなりありました。
気になる方は覗いてみてください。
7th
こちらも人気のメニューです。
切り株やフラワーアートのような、キウイのプレゼンテーション。
キウイに埋め込んであるのは、ハーブ パクチー、マジョラム セルフィーユに胡椒。
皮ごと食べられます。
お家ではまず考えつかないですが、毎日「夜キウイ」したくなる味わいでした。
8th
破竹
宮崎の鶏の、もも・むね・ハツ・レバー・すなぎも・竹の子を揚げたものをくるんで、焼き鳥風に楽しめる逸品です。
山椒の実、花山椒と燻した塩がアクセントになっています。
9th
カツシカ、葛飾ではなく、鹿カツです。
木苺とビーツのソースが散らされたさまは、ライブペインティングやオブジェのよう。
味わってみれば、柔らかくて本当に鹿なの、と、思うほど、上品で柔らかく感じられます。
10th
みりんかすのエスプーマ
ヨーグルト、クリームに、ルバーブのようにフキのシロップ煮がトッピングしてあります。
合わせるお酒は、小笠原味醂(三河のみりん)です。
ラムのような味わいです。
みりんと焼酎を割ったものは、関西では「柳蔭(やなぎかげ)」、関東では「本直し」と呼ばれていて、実はお酒としてもありなんです。
11th
さしすせその小さいお菓子
砂糖・塩・酢・醤油・味噌を使ったお菓子がちょっとづつたくさん!
2名分が一皿に盛られています。
さ、し、す、せ、そではなく、おすすめの順番でいただきました。
砂糖
シークー 奄美大島の柑橘を煮詰めたものです。
ごまさだ 黒糖に胡麻たっぷりです。
塩
塩ドライトマト
ほんのりした塩気が太陽の恵みと合わさっていいですね。
酢
パンナコッタ
青いアローカナの卵白を使い、30年もののバルサミコを使っています。
醤油
キッフェル
バニラビーンズは再仕込みやまろく醤油を塗って乾燥させていますお互いバニリンが含まれているので相性がいいのです。
味噌
タルト 白味噌のカスタードに天然のキイチゴがトッピングされています。
おかわりしたくなる甘い幸せに満たされながら、食べ終えたらディナーが終わってしまう、と、寂しくなる瞬間です。
深夜はアルカルトも可能で、これから登場するメニューの実験作も食べれるエキサイティングな食堂になっているそうです。
残業で疲れた夜に、癒やし飯なんて最高です。
話題のお店ですが、ネットで予約できるのがうれしいですね。
友人を誘って、近いうちに再訪問したいです!
飲食店の予約管理サービス トレタ:http://toreta.in/
【お店情報】 サーモンアンドトラウト (salmon&trout)
食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131812/13172749/
住所:東京都世田谷区代沢4-42-7
電話:080-4816-1831
ウェブ予約:https://yoyaku.toreta.in/salmonandandtrout/
サーモンアンドトラウト (居酒屋 / 世田谷代田駅、下北沢駅、池ノ上駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
〓ゆうき〓













































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