ちょっとしたお腹を手術したのですが、入院、退院までとても快適でした。
アメリカはサービスが日本と比べてひどい、時もあるのですが
今回の入院生活は対応する人がすごく優しいし、説明も手厚いし、
痛い思いはしたものの、楽しい思い出となりました。
手術当日はお昼頃に病院へ到着したのですが、私はもう緊張で頭の中が真っ白でした(笑)
ビシッとスーツを来た受付のお兄さんが最高の笑顔で、まるで高級ホテルに
チェックインするかのような対応で、私も少し緊張がとけました。
看護婦さんから今までの病歴とか細かい質問がいっぱいあって、
点滴の用意をしてくれたおばちゃん看護婦さんなどと冗談言い合って、
私の緊張をほどくためなのか、いつもこういう感じなのか分からないけど
和やかな感じで手術を待ちます。おばちゃんと話をすると気持ちが落ち着いて助かりました。
(ただしおばちゃんが点滴するときに、失敗して血が勢いよく飛び散って
貧血起こしかけました。「いつもこんなことないのに、おかしいわね、、」とか
ぶつぶつ言っていましたが、私は意識を戻すにに必死。ベッドが血だらけ。。。)
担当してくれた麻酔の先生は背の高いイケメンアメリカ人!(手術とは関係ないですが)
麻酔の仕方も私に選択があって、一番痛みが少ない方法を選びました。
手術室に向かうと同時に麻酔がスタートで、すぐに目がぐるんぐるん、麻酔が効いて、、、
意識がなくなりました。
掲示板には家族が手術の進捗具合が分かるように、今どの段階かが表示されています。
手術中、手術終了、リカバリールームに入った、退院などなど。
いったい何個の手術が1日に行われいるのかな、すごい数です。

手術が終了してリカバリールームで主人と対面。
意識が戻ったりまた寝てしまったり。
入院する部屋へベッドごと移動してもらって、気分はVIPでした。
(動けないので当たり前かもしれませんね)
みなさん運んでくれてありがとうございます!
部屋は普通だと思います。個人部屋は高いので2人部屋で十分です。
かえって寂しくなくて良かったです。
病院って病人のことがよくわかっていますね、ベッドにいながら必要なものが
全て手に届く範囲にあって、感動すら覚えました。
ベッドはリクライニングあって起き上がるのも、脚を高くすることも自由自在。電話もベッドのすぐ横にあって、家族に電話も食事のオーダーもできます。
好きな食事がメニューから何でも選べて、部屋まで運んでくれます。
テレビのリモコンではテレビだけじゃなくって、映画、音楽、ゲームなどもできちゃう。
極めつけは高速フリーWiFi完備で、携帯で日本のテレビをたくさん見ました。
それから脚のマッサージ!24時間もみもみしてくれて、寝たきりだから助かります。

看護婦さんもすごく親切で涙がでちゃうくらいです。
何もかもしてくれて、体が弱っている時はこういう親切が身にしみますね。
外の空気が吸いたいときは、車いすでテラスまでお散歩

病院の中はとても快適だけど、やっぱり外に出ると気分がいいですね。
自力で歩けて食事も普通のものが食べられるようになったので
2泊3日で帰宅しました。
調べたら日本では同じ手術は10日間の入院が多いようでした。
いくら快適でも10日も病院にいるのは辛いなあと思うので、私の場合は
お家に早く帰れて良かったと思っています。
ただリクライニングのベッドがないから、起き上がる時に虫がひっくり返ったように
手足をバタバタして起き上がれなくて大変でした。
総支払い金額は、、、、私の年収2年分!!(;゚д゚)
高いとは思っていたけど、そこまでくるかーーっていう、目が飛び出す金額でした。
手術が終わるまで、実際いくらくらいかかって、保険がどこまでカバーされるのか
はっきりわからないのも怖いことで、ある程度の金額は予想していましたが、
実際はその倍くらいでした。。。
手術前に保険会社に申請をして、承認されたのである程度保険でカバーされることは
分かっていました。もし承認されなかったら、手術はしなかったと思います。
別の方法でなんとか回復を見るとか、日本へ帰って手術をするとか。
保険なしで手術だと年収2年分ですので、実際払えません。
今回は費用も保険でカバーできたし、手術も無事に終えられたので
ほっとしましたが、アメリカの怖い保険制度を身に染みた出来事でした。
アメリカでは決してケガや病気をしないようにしてください。
海外旅行保険をお忘れなく。
うん百万円、うん千万円。本当に、本当に想像を超える請求がやってきますので。