
来世は美人に
2015/8/19 03:52
義母のお母さんがお亡くなりになった時の話です。
義祖母ということになるのでしょうか?
既に103歳になられていたのですが、いよいよ危篤が続き、主人や義母が大騒ぎしていた時です。
真っ白のドレスを着た絶世の美女が大勢の男性に囲まれて旅立つと言う夢を見たのです。
周りにいる男性たちは
「そろそろ来ますよ」などとあわただしく見送る準備をしています。
彼女が優雅に階段をおりてきた時お顔を見ると、ある女優さんによく似た美女です。
白のドレスなんですが、私はそれをウエディングドレスだとは思いませんでした。
何だか脈絡のない夢を見たなと、
ネットで夢占いを調べたところ、「身内で亡くなる人が出る」と書かれてありました。
その直後電話が鳴り、義曾祖母が亡くなったのでお葬式になると言う連絡が来ました。
正直、義祖母とは面識もなく、どんな人なのかも知らない人ですし、だから思い入れも何も全くない方です。お葬式の準備になるとか、そんな心構えも私はなかった時です。
もしも、そんな姿を現すとしたら、娘である義母や親戚の方の中の誰かの元に現れるでしょう。
だから、私も全然関係ない夢なんだろうと思っていました。
その後、義母にちらりとこの話をしたところ、
「そんなの全然関係ないでしょ。私は夢なんかみないし。生まれ変わりなんてないわよ。」と一笑に付されてしまったのでした。
あー、この人の元にメッセージ送っても届かないよなあ。
ということは、この方の身内の中にはそういうメッセージを受け取る感度のある人がいなかったってことなんだろうなと納得したのでした。
そのような義母に育てられた主人も全くそういうメッセージを受け取れない人です。
さて、この義祖母なのですが、
非常に賢く、優しく、徳のあった方だと義母は言います。
昔の方ですから子沢山で、五人の男子と、女子は義母を含めて二人出産されています。
そして、高齢の姿しか知らないのですが、私が夢で見た美女とはちょっとかけ離れた容姿。
失礼ながら、美人、ではありません。
ですから、あの美女は関係ないだろうと思っていたのですが、
ふと、あれは生まれ変わった姿なんじゃないかと思い当たった時に、至極納得したのです。
徳の高い人は生まれ変わったら何もかも恵まれるのだと言います。
善い行いをしていたから、義祖母はあの姿で生まれ変わるという事なんだと。
やっぱり生まれ変わるなら美人に生まれたい。
徳のある生き方をしたいと再認識しました。
いつか、私はあの美女とどこかで出会うのかもしれません。
彼女と出会った時に恥ずかしくない生き方をしていたいものです。
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