「指甲套」といいます。
中国の時代劇や、博物館の展示などで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
私は何年か前に田中裕子が西太后を演じたドラマ「蒼穹の昴」を見て以来ずっと気になっていたのですが、先日北京の頤和園へ行った折に、お土産屋さんでレプリカが売られていたのを購入してきました。

店頭ではバラの状態でカゴに入っていて、どの色にしようかなかなか決められずにしばらくグズグズしていたら、店員さんが仕入れたときの包装ごと出してきて選ばせてくれました。
そちらに描かれた絵やロゴの雰囲気から見て、あぁ、これはレプリカ以前に子供のおもちゃ的な商品なんだなーとわかりました。
日本でもありますよね、駄菓子屋さんの片隅で売っているニセ宝石がついた子供用の指輪…あんな匂いがプンプンしていました。
だから、これを発見したとき、あっ!ずっと憧れていたあの爪だ!ホテルに帰ったら早速装着してティーラウンジで優雅に中国茶を飲んでみたい~♪なんてパーッと舞い上がってしまったのだけれども、いい大人がそんなことをしていたら物知らずのガイジン丸出しで危うく笑い者になってしまうところだった…
恥をかく前に気が付くことができて良かったです。笑
ちなみに1本10元。
日本円にすると180円ぐらい。
そんなに安いんだもの、値段を見て早くおもちゃだと気付け!って感じですね~~
頤和園内のあちこちの土産店で売っていました。
でも、おもちゃでもニセモノでも何でも、私はこれがとても気に入っています。
いくつになっても、こういう夢のあるものを身近に置いておくことは、心のうるおいを保つためにも必要じゃないかなと思います。



tresbeauさん
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