今回は、以前から疑問に思っていたこと「ジャータイプの化粧品」について記事にさせていただきました。
ジャータイプの容器とは、タイトル画像にあるような容器を指します。普通のクリーム、ジェル容器です。タイトル画像出典:chief packaging officer
なぜこの容器の話になったかというと、私が参考にする化粧品レビューサイトの一つにPaula's Choiceという化粧品ブランドサイトがあるのですが、そこで私の好きなクリームたちが軒並み低評価を受けており、なぜこんな評価を受けているの?と思ったのがきっかけです。
そして低評価の大きな理由が、ジャータイプの容器に入っているから、なのでした。
このサイトのみならずいくつものサイトが、ジャータイプの容器が駄目!という理由は以下です。
1. 衛生的でない
2. レチノール、ビタミンCを代表とする抗酸化物質は酸化に弱いため、蓋を開けることで空気に触れるジャータイプの容器では時間経過とともに分解されてしまう
(参照)
Paula's choice article
New York Timesの記事
1の衛生面に関しては、パラベン等の防腐剤が使われていれば問題ないことがわかっています。
2の抗酸化物質の分解については、たしかに酸化されると無効ですが、具体的な根拠(何時間蓋を開けるとどのくらい効果を失うか等)についての論文は見つける事が難しいです。そんな論文がないのは、ビジネス的に当然かもしれませんね(^^;)
酸化が駄目だよ、ということはこちらのガイドライン上に明示はしてあります。ただ具体的なデータはなし。
では一体どんな容器がいいのか?答えは、エアレスポンプ式がベスト、またはチューブタイプだそうです。
エアレスポンプ式が理論上一番いいのは同意しますが、質感の重たいクリームだと、この容器が使えないというデメリットはあります。クレームドゥラメールはおそらく無理でしょう・・・。
チューブ式は使っているブランドも結構ありますよね。前述のPaula's Choiceの化粧品は、クリームは全てチューブに入っています。有名オーガニックブランド、ジュリークも昔はそうでした。
なぜジャータイプが未だクリームの容器として主流であるのか?については、それこそビジネス上の理由が多数ですが、とある化粧品メーカー社長が説明をしてくださっており、腑に落ちるところもあるので、もし興味がある方は読んでみて下さい。
容器を見てわかる化粧品のコンセプト
このことを調べてみて、ジャータイプのクリームユーザーとしては決して楽しい話題ばかりではなかったのですが、自分なりに現時点での結論を出しました。
「抗酸化物質をケアに取り入れるなら、エアレスポンプかチューブの形状の美容液を使う」
「クリームに期待する役目は保湿。感触、油分バランス第一に選んでいるので、防腐剤が使われている商品ならジャータイプでよい」
以上です。また今後変わるかもしれませんが・・・。
最後になりますが、化粧品の疑問にサイエンティストが答える形式のサイトThe Beauty Brainsに以下のような専門家の発現がありました。
抗酸化物質に効果がないと言っているわけではありません。ただ、それらが皮膚に塗られた時、どんな利益がもたらされるかを証明するのが非常に難しいのです。(出典)The beauty brains
なんとも考えさせられる発言です。
また、調べてみて新しいことがあれば追記いたします。
読んでいただきありがとうございました。
頑張れない人
カーチャンさん
アメリカ在住の働く日本人
ララランロロロンさん
ホワイトヘーブンさん
アメリカ在住の働く日本人
ララランロロロンさん