千代まると申します。
いつもは主にQ&Aにいますが、今日は少しでも皆さまに知っていただきたいことがありブログに手を出してみました。
タイトルでピンときている方が多いと思いますが…
先日、ヘアドネーションしてきました!
そもそもヘアドネーションってなに?(゚ω゚)
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
臓器提供意思表示カードを「ドナーカード」と言いますよね。
「ドナー」とは寄贈者のこと。
「ドネーション」はその名詞形で、寄贈や寄付という意味です。
つまり、ヘアドネーションは、髪の毛を寄付すること。
「誰に寄付するの?」
そう思ったそこのあなた。鋭い。笑
ヘアドネーションは、がんなどの病で髪の毛を失った人に、人毛のかつらを贈る活動です。
どんな方にかつらを提供しているのかは、団体によります。
子ども、女性、がん闘病者…団体によってレシピエントさん(提供を受ける人)が違います。
私はJHDAC(ジャーダック)という、18歳未満の子どもがレシピエントの団体に寄付しました。
日本のヘアドネーション団体なら、このJHDACが最も有名です。
ヘアドネーションは、カラーリングをしていてもパーマをかけていてもできますが、基本的に31cm以上の長さが必要です。
かつらに仕立てるには、最低この長さが必要なのだそうです。
31cm未満の髪の毛を受け付けている団体も多いですが、基本的に短い髪の毛は活動費のために売却されています。
そもそも私、美容室にあまり行く習慣がなく、だらだら伸ばしてはバッサリ切る、というのを数年周期で繰り返すタイプのものぐさ。笑
去年の秋ごろ、そろそろ髪の毛切りたいな~と思っていたときに、ふと「寄付してみようかな?」と思いつきました。
どうせなら、31cm以上寄付したい。
売るにしても、長い方が高いだろうし(勝手な想像)。
そう思った私は、せっせと髪の毛をお手入れしていたのでした。
今年の11月ごろから、髪の毛を洗うときに首が痛くなるようになり…笑
31cm切っても、鎖骨あたりになるなという長さになったので、とうとう切ることを決意。
ヘアドネーションするためには、ただ普通に髪の毛を切るだけではいけません。
完全に乾いた状態の髪の毛を6つくらいに分けてゴムで縛り、そのゴムの上を切って、髪の毛がバラバラにならないようにして送らなければなりません。
そこで登場するのが「協賛サロン」。
ヘアドネーションのことを知り、その活動に賛同するサロンです。
ここに行けば、「ヘアドネーションしたいんです」と言っただけで、ヘアドネーション用のカットをしてくれます。
サロンによっては、団体への配送までしてくれます。
※ ただ、ある程度髪の毛の数が揃ってから団体に送るそうなので(そりゃまとめて送った方が安いもんね)、早く寄付したい方はご自身でされた方がいいです。
JHDACのサイトでは、協賛サロンを地域検索できます。
私もそこで協賛サロンを検索…家のすぐ近所にあった!
行ったことのない美容室でしたが、そこに決めました。
こんな長さのわたくしが

こんな風に分け分けされ

美容師さんの粋な計らいで、ハサミを借りて、一番手前の束だけ切らせてもらいました。
全然真っ直ぐカットできなかった…笑
そしてこの毛の束!!

「長さも十分ですし、真っ直ぐでサラサラだから、きっと喜ばれますよ~!」
と言っていただき、お世辞でも嬉しかったです。笑
…で、シャンプーののち、タイトル背景画像の長さに整えていただきました。

先日切った私の髪が、いつ、どんな形で、誰の役に立つかは分かりません。
でも、きっと何かの役に立つ。
そう思うと、ただ髪の毛を切っただけなのに、ちょっとだけ誇らしい。
バッサリ髪の毛切ろうかな~と思っていらっしゃるそこのお方。
色彩コーディネーター資格持ちの30代。
リュシアンさん
千代まるさん