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花も花なれ人も人なれ ~ガラシャの辞世から学ぶ散り際の美しさ~

花も花なれ人も人なれ ~ガラシャの辞世から学ぶ散り際の美しさ~


    散りぬべき 時知りてこそ 世の中の

        花も花なれ 人も人なれ


これは細川ガラシャの辞世の句です。

花も人も散る時を心得てこそ、その花(人)本来の美しさを後の世に残すことが出来る。

そんな意味の辞世だと私は解釈しております。

私が子どもの頃から祖父母に言われたきた「凛として潔く」という生き方そのもの。

ガラシャの辞世を知った時、衝撃が走りました。



細川ガラシャといえば、明智光秀の娘で光秀の謀反の後は苦難の人生を歩むことになります。
そんな時にキリスト教を出会い、洗礼を受けるのですが、洗礼名の「ガラシャ」とは「神の恵み」という意味。
存命のうちはあまり幸せとはいえなかったけれど、神のもとに召されてからは、きっと神の恵みを受けて幸せに暮していらっしゃることでしょう。


ガラシャは大変美しい人であったそうです。夫である忠興は美しい妻を人前にあまり出さなかったほど。

ある時、屋敷の縁側に出ていたガラシャを見るともなしに見てしまった家来がいて、嫉妬のあまり、この家来を手討ちにしてしまったほどガラシャへの愛は深かったようです(ちょっとゆがんでますけどね、忠興さん)

ガラシャはといいますと、ただ美しいだけではなく、芯の強い女性でもありました。
手討ちにされた家来の返り血を浴びた打掛を何日も着て、忠興に無言の反抗をしたそうです。
それを見た忠興が「そなたは蛇のように執念深い女じゃ。」と言いましたら、ガラシャさんも負けてはおりません。
「鬼のようなあなたの女房には蛇のような私がお似合いでしょう。」と言い放ったとか。
ただ美しいだけでは戦国武将の女房は務まらないのですね。

彼女は関ヶ原の戦いの前に石田三成の人質となって夫の足手まといとなることを嫌い、屋敷に火をかけ家臣に胸を槍で突かせ壮絶な最期を遂げます。
逃げようとおもえば逃げることも出来たはずなのに。
彼女は女性で非戦闘要員ではありますが、これも覚悟の戦死と言えるでしょう。

覚悟がある女性は美しい。

潔い女性は美しい。

そんなガラシャをイメージしたメイクを考えてみました。


ルナソル シャイニングオーシャンアイズ(写真3の左)をまぶた全体にのばし、
ルナソル セントフォルミングアイズのグリーン(写真2右:左上)を二重の幅に入れ、
ルナソル シアーコントラストアイズのピンク(写真2左:右上)を目尻側からまぶたの中央くらいまでふわっと重ねて女性らしい柔らかさを出します。

アイラインはまつ毛のキワを埋める程度に入れ、マスカラもカールなしでそのまま長さを出す程度に。

口紅控えめなベージュピンクで清楚に。
ゲランのルージュ・ジェに「ガラシア」という名前の色の口紅があるようです。
でも、私のイメージでは清楚なレディが使うイメージのルージュディオールで仕上げてみたかったのでこちらを使いました。
ちなみに、このピサネルピンクはナタリー・ポートマンが使用していたものです。
  







使用アイテム
・ルナソル シアーコントラストアイズ 02:Lavender Coral
・ルナソル セントフォルミングアイズ 03:Black Tea
・ルナソル シャイニングオーシャンアイズ EX02:Shining Sheer Beige
・Dior ディオールショウ ライナー ウォータープルーフ 888:プラム
・Dior  ルージュディオール 428:ピサネルピンク






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