それでもまだまだ予断は許さない状況で
サージカルマスクが相変わらず入手困難。
そのため、手作りマスクが広がっていますが
今日の話題は化粧品のフェイスマスクのお話。
■フェイスマスク、永遠の課題
フェイスマスクは勝負ケアアイテムとして
皆さんも一度は手にされたことがあるでしょう。
特に今は自宅待機で溜まったストレス解消として
女性にはうってつけのアイテムかもしれませんね。
スキンケア理論的にも美容液の接触時間が圧倒的に長くなり
隠蔽されていることで保湿性能も増幅されますから
中身の質は度外視しても
物理的に理にかなったスキンケアと言えますね。
ただ、フェイスマスクに関しては
どうしても乗り越えられない大きな課題がありました。
それは
「顔のカタチや大きさが個々人で異なること」
ですね。
シワの部分が浮いたり
時間とともにはがれてきたりと
皆さんのご経験でも色んな課題があったと思いますが
これらはマスクの質や形状で
ほとんどは解決できる製品がありました。
例えばSK-Ⅱ。
さすがに1枚1,000円もするフェイスマスクです。
お安いワンコインなどのフェイスマスクとは泥雲の差で
質が違いますね。
このマスクの不織布はSK-Ⅱさん独自のもので
悲しいことに独占されているので
他社さんは手に入りません。
他にもプルプルとしたヒアルロン酸ジェルマスクなどもあり
これは密着感は絶品なのですが
残念ながら実はこれは物理的に
スキンケア理論が破綻しています。
あたかもプルプルした見た目から
潤いを補ってくれるかのように見えるのですが
ジェルはあくまで固形であって液体ではありませんので
これから水分や保湿成分がお肌の方に移行していきません。
はがした後の保湿効果がない・・・
きっとそんな経験がおありかと思います。
むしろ時間とともにジェルも乾燥が進んで
それによって皮膚から水分が奪われていくという
逆の現象に繋がってしまうというわけですね。
こんな当たり前の理屈
研究開発の方々は分かっているはずなのですけどねぇ・・・。
■どうしても乗り越えられない壁
話は戻って「個々人の顔の違い問題」ですが
悔しいことにこれは本当にどうにもなりません。
これまで様々なシートが開発され
中には少し延び性があって
届かない部位は引っ張れるものもあったりしますが
これは残念ながら、開発された方の想像力が足りません。
なぜなら、引っ張れば反対側がだんだんと寄ってきて
時間とともに反対側に隙間ができるため、です。
もちろん、貼った時にはきっちり密着しているのですが
いかんせん、フェイスマスクは
大気に触れて時間とともに乾燥してくるという
根本的な課題があります。
つまり、時間の経過に従って水分が蒸発しきて
お肌から浮いてくる現象に繋がるわけですね。
もっとも分かりやすいのが「目元と鼻・口元」ですね。
目元は、もっとも効果を期待したい目尻のシワのところに
シートがありません(笑)
目の大きな方に合わせてあるのか
目のくりぬきが大きいためです。
そして鼻は
肝心のほうれい線のところがくりぬかれています。
つまりいずれも
勝負に出たい時に効かせたい部分ですよね。
これだけはどうしても解消できない大きな壁でした。
■前代未聞の革新技術
さすがにこの課題はどうにもならず
最終的にフェイスマスクは
能動的にオススメできないというのが持論だったのですが
この概念を打ち破るニュースをみて
驚いたのが今回の記事です。
こちら
「3Dプリンティングマスク」
https://beautytech.jp/n/nb27e519ec5f7

これは驚きました。
韓国のメーカーさんですが
いわば、「あなた専用フェイスマスク」です。
どういうシステムかというと
ユーザーのお顔をカメラで撮影し
PCに取り込んで画像解析
そのデータをもとに3Dプリンターを使い
ハイドロゲルを型に流し込んでユーザーさん専用の
フェイスマスクを作成してくれるというシステムです。
この時間、わずか5分以下というから驚き!
しかも店頭でこのシステムを用いて作成し
販売するシステムを確立するということです。
展開するブランドは【IOPE】(アイオペ)
同メーカーの上位ブランドで
ソウルなどのフラッグシップストアで販売がスタートされると
一斉にメディア発表されました。
ただ、本記事では4月中には導入されるという記事でしたが
これほどの企画にも関わらず
メーカーさんのHPにも掲載されていません。
また、当時の発表記事も一切みあたらなくなっています。
唯一残されたweb記事のURLが↑でしたが
これもひょっとしたら削除されるかもしれません。
何か問題が発生したのか
それともこの新型コロナウイルスの問題で
延期になっている可能性もありますので
今後、要注目です。
まぁ、とはいえ
目元・口元・まぶた周辺はくり抜かざるを得ないため
ギリギリの「効かせたい場所にシートがない問題」が完全に解消されるとは思えず
その辺りを確認したいところであります。
さて、次回は
せっかくなのでフェイスマスク繋がりで
持論として私がフェイスマスクを
メーカーさんに能動的にオススメしない課題のお話を
記事にしたいと思います。
ユーザーの皆さんにとっては
うなずかざるを得ない目からウロコの
大きな課題を暴露していきます。
こうご期待。
では、また。
by.美里 康人
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【コスメあら!?カルト??】
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