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対策、落ちないために

対策、落ちないために

前回は、日本の鉄道史上に残る事故、そしてJR民営化後最悪の列車事故、福知山線脱線事故について取り上げたけど、今回も事故にまつわる話をしていくやで。

あ、心配いらんで、今回は閲覧注意のやつはないから、でもちょっと長いで笑


列車事故ていうたら脱線とかもあるけど、それ以上に車や人との接触てのが身近……て言いかたはあれか……出くわす可能性が高いと思う。
ワイはこれまで事故に遭遇したことはないけど、線路内立ち入りで乗ってた電車が15分ぐらい止まったことはあったんや。それも一歩間違えれば事故につながる可能性もあったわけや。

よく知られるのは山手線。ホームから転落した酔っ払い客、線路に降りて助けようとした人もろとも電車にはねられて死亡て事故があった。
神戸では2編成を連結させてた電車の先頭車と先頭車の間に人が転落して、気づかずに発車してひかれて死んだて事故。
このふたつの事故はたしかニュースでも大きく取り上げられたはずや。


そんなホームへの転落事故防止のために、鉄道会社が進めてる対策が……

ホームドアや。
電車のドアに連動して開いて、不用意に線路に立ち入れないようにする。
停車位置がずれたたりすると乗降に支障きたしたりするし(1m程度じゃ大丈夫)、相互直通してる路線やと複数社で車両の共通化をはからないといけないとかあるけど、目に見える形でわかりやすい対策やね。
車両の共通化てのは重要で、
最近直通運転を始めた相鉄電車と埼京線も、相鉄側が埼京線のE233系と共通設計の車両12000系ヨコハマネイビーブルー(笑)を用意したし、大阪じゃ
環状線に新型車両の323系を導入したのも、直通する関空紀州路快速、大和路快速と同じ3ドアの車両に統一してホームドアを設置するためや。


通常のホームドアを設置できへん場合もある。
たとえば東海道本線、高槻は1、6番のりばは新快速以外にもサンダーバードやはるかといった特急も停まる、ドア位置が合わへんからと言って作ったのが
(注:写真は大阪駅)
ロープを昇降させるタイプのホームドアや。ドアちゃうけど笑


さらに近鉄電車では、「沈むホームドア」なるものの開発を進めてるそうや。
↓参考動画
ドアの部分の通り道を開けるのではなくて、ロープを上げて通すのではなくて、柵を下げる。なんせ近鉄は特急王国、通勤型電車も、鉄ヲタが「カオス」て言うぐらい(笑)系列が細かくわかれてて微妙にドア位置が違ったり、通常のホームドアを設置するのは相当な困難。
ただこれ、相当コストかかるやろうし、ホームの下の待避できるスペースもなくなって、もし柵が下りてるときに転落したら逃げ場がないなんてことになりかねへんよなあ。


ほかにもホームドアじゃないけど、
酔っ払い客が不意に立ち上がってフラフラ歩いてもホームから落っこちへんように、椅子の向きを変えてる。もともとはJR西日本が考えた方法で、なんかバカバカしいように思えるけど、こんな安上がりなやりかたでもそれなりの効果があったらしい。
大阪メトロの例でいうと、御堂筋線心斎橋駅のホームドア設置(10両編成)が3億円かかったそうやけど、ほかの駅で椅子の向きを変えたときの費用はたったの400万円。1/75やて。
椅子の向きに関しては最近関東でも導入するところが少しずつ増えてるそうや。


ホームの側だけじゃない。車両の側にも対策が施されてる。
なんか、連結部のとこになんかついてるやろ。
「転落防止幌」てやつで、隙間に落っこちるのを防ぐんや。
特にJR西日本の神戸での事故というのは、2編成つなげた先頭車両同士のあいだに落ちたということもあって、先頭車の顔にも幌をつけたんや。新快速は8両+4両、関空紀州路快速は4両+4両やしね。
こんな顔。

……
……
何かに似てへんか?


元 兵 庫 県 議 会 議 員
↓参考動画

……
すまん、最後の最後で閲覧注意あったわ笑



さて。
乗客側の近くから見える、鉄道の安全設備についての話、聞いてくれてありがとさんやで。

このあとワイは車庫に入るんじゃなくて、城崎温泉行きの列車になるやで(何)









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