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美容ジャーナリストが提案する、肌と衣類の香り合わせ。肌の香りは魅惑的に、衣類の香りには清潔感がポイント。

美容ジャーナリストが提案する、肌と衣類の香り合わせ。肌の香りは魅惑的に、衣類の香りには清潔感がポイント。

美容ジャーナリストのYUKIRINです。

日本では清潔感のある香りが人気です。この数年で香りの好みも多様性の時代となりましたが、やはりなんだかんだ言っても清潔感のある香りが人気なのは、「生活に取り入れやすい&みんなから嫌われたくない」という固定観念が、日本人に根付いているからでもあります。

私が提案するのは、「肌と衣類の香りのバランスをとる香りのレイヤード」です。お肌に清潔感のある香水を選んでも、衣類にお部屋のニオイがついてしまっていたり、逆に強い柔軟剤の香りが邪魔してしまうこともあります。そんな時は、下記の2点を生活に取り入れてみてください♪

①衣類の香りはほのかに、清潔感重視

②お肌にまとう香りは、清潔感がありながらも深みのある香りか、個性を際立たせる香りを、季節やTPOや気分によって、いくつか使い分ける(何本か揃えておく)


香り好きの方に多いパターンなのですが、意外と衣類はご自宅のニオイを吸っていたり、自分は慣れているので感じにくいだけで、他人からするとイヤなニオイを発してしまっているケースがあります。衣類の消臭や匂いケアをプラスしましょう。

かといって衣類にもお肌にも清潔感ばかりを重ね合わせると、 " THE 清潔感 "というアピールになり、人間的な深みや魅力を感じさせにくくなってしまうのは勿体ないこと。肌には深みのある香りを纏って、清潔感とのバランスを改善してみるのがおすすめです。せっかく、素敵な香りが溢れる世界ですから、清潔感オンリーだけでなく自己表現もしていきましょう!

ちなみに私がお伝えする香りのレイヤードは、肌の上で何種類も香水をレイヤードすることではなく、あくまで肌の上には1種、または纏う部位をわけて複数使用することが前提です。肌の同じ場所にいくつも重ねることは、ブランド自体がレイヤードを前提に作っていない限り、私はおすすめしていません。「香水は1本で芸術として完成している」という考え方をしております。もちろん、使い方は個人の自由ですので肌の同じ個所に何種類も重ねて楽しむことも可能ですが、私は香水1本づつを香りの芸術として捉えていますので、ご理解いただければ幸いです。


さて前置きが長くなりましたが、早速おすすめをご紹介してい参りましょう。


★清潔感+深みを叶えるフレグランスは玄関に置いても◎


フレッシュな印象を与えながらも、決してライトな雰囲気だけではない深みや余韻を残してくれる香り4種をご紹介。フレグランスは、実は軽やかな香りをいかに上質にまとえるかが、香りの上級者にみえるテクニックでもあります。

私は、玄関付近にこういったジャンルのフレグランスを置いて、急いでいるときにも香りをまとい忘れないようにしています。まとってすぐに外出する可能性があるので、好感度の高い、きつすぎない香りを選ぶと失敗しにくいですよ。

写真左から…

ラルチザン パフューム
『シュール エルブ オーデコロン』


(100mL ¥20,240)
https://latelierdesparfums.jp/
印象派を代表するエドゥアール・マネの『草上の昼食』イメージして作られた、オーデコロン。オーデコロンは、オードトワレより軽く、エアリーでフレッシュ。お出かけ前にふわっと霧をまとうように使うと、清潔感+色気を演出できます。『草上の昼食』は、正装した2人の男性と1人の裸婦が森でピクニックをしているシーンが描かれた作品。絵画の優雅さだけでなく、奥深さも感じられるはず。

キーノート:
オレンジブロッサム、モミアブソリュート、ソーラーアコード、ホワイトムスク、アンバー


EDIT(h)
『アールグレイ オードパルファム』

(50mL ¥15,180)
https://edith.shop-pro.jp/
東京ストリートカルチャーへのオマージュとしてつくられた、ジェンダーレスでファッショナブルな香りというのがブランドとしての表現ですが、清潔感もありながら深みも感じられる奥行きのあるシトラスで、性別や世代を超えて使いやすい香りです。私がこの香りを初めて体験したのは1年前なのですが、その時に「アールグレイの紅茶の缶を開けた時の香り」と表現し、それが後々インフルエンサーさんなどにも伝わって、同じように書かれる方も増えたようです。

トップ:ベルガモット、オレンジ、レモン
ミドル:アッサムティ
ベース:オークモス、セダー、ムスク


セルジュ ルタンス
『フルール ドゥ シトロニエ オードパルファム』

(50mL ¥15,180)
https://www.sergelutens.jp/
「レモンの花」という名前の香り。レモンやオレンジ、マンダリン、グレープフルーツといったシトラスノートの新鮮なバスケットが心地よく広がりますが、そこはセルジュ ルタンス。透明感や柑橘といっただけでは終わらない、どこか一癖ある芸術的な美しさを感じられるはず。

キーノート:レモンの花、ジャスミン、ホワイトムスク


HEELEY
『ヒーリー オードパルファン ゼスト・ジンジャンブル』

(100mL ¥22,000)
https://www.mistore.jp/shopping/
HEELEYは清潔感のある香りが多いですが、ゼスト・ジンジャンブルはまさに清潔感と深みが同居している香り。弾けるようなフレッシュなシトラス(ライム、レモン、オレンジピール)に、天然のジンジャー(生姜)の活力あふれるカクテルのような香りが、とても心地よくはじけます。ピンクペッパーとカルダモンが、バランスよくエレガントな深みをプラスしています。

トップ:ライム、レモン、オレンジの皮
ミドル:ジンジャー
ラスト:ピンクペッパー、カルダモン


★肌に奥行きをもたらす、秋冬におすすめな魅惑の香り



こっくりとした濃度や丸み、あたたかみのある香りは、気温や湿度の下がった秋冬にこそ使いやすくなります。私自身は重めの香りを、真夏に少しだけ使うのも好きではありますが、やはり秋冬の使いやすさはチャレンジするチャンスとも言えます。普段、シトラスノートを基本的に選んでしまう、石けんの香りや清潔感を重視してしまう方、この秋冬は奥行きのある香りに挑戦してみませんか?

★写真左上

ディプティック
『オードパルファン ヴォリュート』

(75mL ¥23,100)
https://www.diptyqueparis.com/
創業者の一人であるイヴ・クエロンが子供時代であった1930年、サイゴンに向かう大型客船の思い出と音と香りの記憶から生まれた香りです。デッキではシガレットケースを手に持つイブニングドレス姿の女性たちがいて、サロンではオーケストラが演奏していたそうで、ブロンド色のたばこのヴォリュート(煙)とおしろいの香りを表現しています。スモーキーでデカダンスな雰囲気を持ちながらも、ハチミツの甘みが優しく、どこか郷愁を誘うオードパルファンです。

キーノート:タバコ、アイリス、ハチミツ、スパイス、スチラックス


★写真左下

フレデリック マル
『ユヌ ローズ オードパルファン』

(50mL ¥32,450)
https://www.fredericmalle.com/jp
パフューマー(調香師)は、名香「プワゾン」を生み出したエドゥアール・フレシェ。「ユヌ ローズ」は、薔薇の豪奢さにトリュフで陰影を与えることで、優美さを極めたパルファムです。メンズがまとってもカッコいいローズフレグランスで、どこかアーシー(大地のような)香りが漂っているのが特徴。まさに、秋冬にぴったりな1本です。

Top:トルコ産ローズアブソリュート、赤ワイン、ゼラニウム、ハチミツ
Base:トリュフ(ベチバー、パチュリ、カシュメラン)、ムスク


★写真右上

ドルセー パリ
『A.C. 謎にせまっていた ボディフレグランス』

(10mL ¥7,700)
https://dorsay.jp/
目に見えないもの、自然の法則、対極にある物質、そんなミステリアスな謎に迫るような香り。ベースノートのアトラスシダーウッドと、バージニアシダーウッドという、シダーウッド2種が厚みとこっくりした印象を感じさせてくれますが、バニラやアンバーで甘さと丸みもあります。重厚感がありすぎない軽やかな抜け感は、ピンクペッパーとペッパーフラワーのトップ~ミドルにかけてインパクトのおかげ。少し自分の個性を際立たせたい方に、おすすめの香り。

トップ:ピンクペッパー
ミドル:ペッパーフラワー
ベース:アトラスシダーウッド、バージニアシダーウッド、アンバー、バニラ、ホワイトムスク


★写真右下

アクア ディ パルマ
『ウード オーデパルファム』

(100mL ¥32,000) ※写真は小さいサイズ
https://acquadiparma.jp/
アガーウッドの豪華さと、アクア ディ パルマの名香である「コロニア」のシトラススピリットを見事に組み合わせた香り。トップノートがオレンジとベルガモットときらきらしたシトラスで幕開けるため、ウードをテーマにした香水ならではの重さがなく、とてもフレッシュでウォータリーにすら感じられるはず。ウードの香りは気になるけれど、重い香りは苦手…という方も、チャレンジしやすいウード初心者向け。逆に思いっきりウードを楽しみたい方は、同じシリーズに「ウード&スパイス」という香りがあるので、そちらの方がおすすめです。

トップ:ベルガモット、オレンジ
ミドル:ハイチ産アミリスオイル、ロシア産コリアンダー、アガーウッドオイル(ウード)
ベース:シダーウッド、レザーアコード、パチュリオイル、サンダルウッド、ムスク


★洗剤や柔軟剤は「ほのかに香る」が鉄則


柔軟剤や洗剤の強いニオイが苦手という方も、少なからずいらっしゃいます。衣類の香りはあくまでほのかに…を目指すと、香水ライフとのバランスもとれますよ。

写真左から…

リブレ ヨコハマ
『ランドリーディタージェント ビーチ』

(600mL ¥2,640 税込)
https://livrer.stores.jp/
この数年ずっとリピートし続けている、我が家の定番洗剤です。海外のビーチライフを思わせる爽やかなフローラル系の香りで、ホテルのリネンのような清潔感があります。こちらも柔軟剤は不要。綿、麻、合成繊維用で、日々のお洗濯に使いやすい1本です。

SHIRO
『キンモクセイ ファブリックソフナー』

※濃縮タイプ柔軟剤
(500mL ¥2,750税込)
https://shiro-shiro.jp/
大人気で即ソールドアウトしてしまった、SHIROのキンモクセイの香り。現在、毎月限定フレグランスが登場していますので、次の香りを楽しみにしつつ…ではありますが、植物由来の柔軟成分で、素肌に触れる衣服やリネンなどをふんわりと仕上げてくれます。生地表面をなめらかに整えることで静電気が起きづらくなり、ほこりや花粉などが衣服に付着しにくくなります。1本で約20回分使用可能。


ラボン
「シャレボン」

ブルーミングブルーの香り
(500mL ¥503 税込)
※詰替 2倍 800mL ¥657(税込)
https://www.lavons.jp
100%植物由来の洗浄成分の洗濯用洗剤で、柔軟剤が既に入っているためこれ1本でOKです。抗菌効果で部屋干しも安心、生乾きのイヤなニオイを防ぎます。こちらは9月に発売された香りで、ベルガモットとミュゲにホワイトムスクの清潔感あるノートに。


いかがでしたでしょうか?
この秋冬も、素敵な香りをまとって過ごしていきましょう♪


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毎月第一金曜日の22時からは、新作フレグランスや、香水コフレ、限定品などを特集する、フレグランス専門インスタライブもお送りしていますので、ぜひフォローいただけたしいです!
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★YUKIRINが香りのディレクションに携わった、ナチュラルケアシリーズ『Moii』
https://www.lebel.co.jp/products/series/moii/

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集英社OurAge「ナチュラル美容ニュース」

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コメント(1件)

  • 玄関にフレグランスを置いておくのは良いアイディアですね!
    EDIT(h)のアールグレイは昨年のサロン ド パルファンで出会いました。確かにアールグレイなのですが、他ブランドの紅茶の香りとは又違っていて面白いなと思いました。
    フレデリック マルのユヌ ローズはもうかれこれ10年くらい?前からずっと気になっている香りです。ローズ大好きなのでいつか・・・と思っています。
    SHIROのキンモクセイ、物凄い人気でしたよね。私はボディコロンが欲しかったのですが、オンラインで繋がったときにはSold out、発売日当日も並んだのですが(店舗スタッフからの誤情報で)結局入手できませんでした。。。

    秋冬はより一層香りが楽しめる季節ですよね。

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    2021/10/31 14:51

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