お久しぶりです。
約2か月ぶり・・・更新ペースが更に落ちてますが、まぁ、とにかく気まぐれ投稿です。
(今回も例によってダラダラブログです。よほどよろしければご覧ください)
これまた例によって没TOP画像

更新していないうちに季節が変わって、もう年末ですね。早っ!
が、とても早く感じると同時に、昨年あたりの事が遠い昔に感じたり。
昨年のブログ、自分で見返してみて何か2~3年前の事に思えたり!?します。
コロナ禍以降、時の流れの感覚がなんだか違って感じます。
やっぱり、それ以前のルーティンと違う生活を余儀なくされているのが影響しているのかも。
コスメ関連に関しての近況は、コスメのホリデー限定は例年にも増して何も買ってません(笑)。
まぁ、ホリデー限定にほとんど興味が無いのはここ何十年と(笑)なので今に始まった事じゃないですけど。
スキンケアも、なぜか肌の調子が良すぎて普段のケア品を淡々とリピートすれば十分で、記事にするようなものは何もなくて。
というわけで、それらのエネルギーや、コロナ禍影響で相変わらず滞っている他の趣味のエネルギーが総てフレグランスに向いているのかなんなのか分からないですが、秋から私としては初・ルイヴィトンの香りを続けて二つ購入したのでその記事です。
まずは
◆ラプソディ(RHAPSODY)◆
100ml 77000円(税込)
今年10月に新シリーズとして発売された、「レ・ゼクストレ」のなかのひとつです。
ブランド公式サイトや各種告知では、浮遊感のあるビジュアルイメージを用いてますね。
このシリーズには次のような意図(コンセプト)があるようです。
ルイヴィトン公式サイトから引用
私は、誰も足を踏み入れなくなった領域に思い切って飛び込んでみたいと思ったのです。エクストレ・ドゥ・パルファンを現代的に再解釈したい。光をもたらし、何層にも香りを重ねながらも、それと同時に軽やかさも描きたいと。パフュームの基本となるクリエーションそのものを解体したいと考えたのです
ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュード
なかなかの、え。っていう価格ですが、発売の情報を見た時になぜか、買っちゃう予感がしました。
しかも通常シリーズもひとつも持ってない時点で(笑)。順番逆やんって感じですが。
で、発売日に店舗に出かけて、即決で買ったのがこちらです。
シプレが好きなんで、まずはこれかなと・・・。
P濃度、賦香率は30%らしいです(ヴィトンの通常ラインのEDPはその半分くらいなのかな)
マテ茶+ホワイトフラワー(ジャスミン等)+イランイラン等に、ベチバー等のウッディ要素が入ったシプレ系の香りです。
やっぱり現代香調なのでクラシカルシプレとは全く違いますね。
でも深みがあってとてもいい香りです。
トップからラストまで、香りの変化は少ないです、というか、無い。このシリーズはそう創られているとの事。
深みがあってとても濃厚なのにやはり今どきの、現代調の抜け感があります。
この辺りが、前時代的Pとは違う、調香師の上述の言葉が体現されているのでしょうね。

持続はさすがすっごく長くって、お風呂上りに付けた香りが次の夜まで持ったので下手すると24時間!
このシリーズは、昔のPのように特別なシーンで恭(うやうや)しく付ける香りではなくて、日常に溶け込ませてガンガン使い倒すものだと私は思います。容量100mlのところといい、通常ラインと使用シーン自体が違う、というのは想定していないはず。
Pをスプレーで吹き付ける、というのも昔人間の私には「・・・」ですが、最初からそれにふさわしいよう香りも調整されているのでしょう。
もはやPの概念自体が、時代の流れとともに変化していくのを目の当たりにしている感じですね。(私が前回のシャネルのイベントのブログで書いた、「クチコミで度々書いたPへのこだわりも、ほどなくして前時代人のたわごととなるのでしょう」っていうのは、実はこれを意識して書いた言葉でした。(大容量のP濃度自体は近年他のメゾンでも結構見受けられ、傾向が変わってきたな・・・と思っていたところに、流行を牽引するヴィトンのこれの発売ですから、今後こういう傾向のPをラインナップするブランドが増えてくるかもしれないですね)
なお、実店舗ではレ・ゼクストレ一本購入すると、レ・ゼクストレあるいは通常ラインの2mlサンプルが2本頂けます。
もちろん通常ラインから選んでもいいのですが、2本ともゼクストレから選ぶのがもちろんお得です。(私はアホなんで、1本は通常ラインを頂きました。それを納得の上で。)

サンプルプレゼントの種類・本数等、オンラインではどうなのかは、ちょっと把握してないです。
しかし、サンプルがある事自体がまた、旧来的Pとはもう全然違うんですよね~(Pにはサンプルが存在しないのがデフォルトだったので)
なお、レ・ゼクストレシリーズのボトルデザインはフランク・ゲーリー。
これ、好みの問題とは思いますが、私はいまひとつと感じてそこはとても残念(悪いとまでは思わないけど価格を考えたらなんだか普通かなと。ひねった非対称デザインはいいですが、なんだか突き抜けきれてない感)。
建築とプロダクトデザインって全く分野違いだから、少々無理があるんでは、って個人的には思いました。

あと、通常ラインから基本的には大きく外れない、あくまでアレンジである事とか制約も多いんでしょうね。
私は、このラインはガラッと根本から違うデザインにしてほしかったな。
もちろんとてもお好きな方もいらっしゃるでしょうから、本当に私の視点や好みの問題です。でも正価掛け値なしの7万(税率はヴィトンさんの責任じゃないけど税込みだったら8万近く)出してるので率直な感想でした。
参考 成分 原表記

つぎは、
◆スペルオンユー(SPELL ON YOU)◆
100ml 38500円(税込)
通常ラインの中では、今年9月に発売された最新作。
魔法をかける、しかも恋の魔法を、というテーマの香り。
とっても可愛いピンク(ちょっとネオンピンク)といいテーマといい、アラ還の私(笑)が使っていいんかいな、と思いましたが、サンプルで気に入ったのでもう買っちゃいました。
ローズとイリス(アイリス)が主体の香りです。
良い香りです。使っているうちにどんどん虜になっていってます(゜゜)☆彡←。
これもまた本当に更に、今時の抜け感フレグランス。
でもさすが、ヴィトンご自慢の良い原料を使っているだけあって量産系とは一線を画した、とても気品のある香りです。
ローズはグラース産、
イリスはフィレンツェ産、ヴィトンの使用するイリスは6年熟成らしい(!)。
イリスが好きなので、ミドルからしっかり香るイリスが本当に嬉しいです。
そして私は普段、ローズ主体の香りはやや苦手な事が多いんですが(ホワイトフラワー・イエローフラワー主体の方が好き)、スペルオンユーはかなり好き。
ローズとイリスが絡まりあいながら、バイオレットやムスクが寄り添って、ラストまで全く重くならず徐々にフェードアウトしていきます。

色やテーマから、モテ香水系と思われるかもしれませんが、よくランキングに上がっているようなそれらとは全然違います。
華やかでトーン高めの極めてフェミニンなフローラルですが、
チープな甘ったるさや媚が全然ないんですよね。
よくあるモテ香水は、いわゆる「あざとかわいい」香りだと思うんですが。(それはそれで別に全然かまわないし、多くの人が過程として通るいわば(もはや通過儀礼的な)普遍的魅力ある香りのひとつだし、需要が高いのはものすごくよくわかります)
お若い方で、もしそういう香りに飽き足らなくなったら、ヴィトンのこういう香りにステップアップしてみるのはいいんじゃないかなと思います。
高品質だけど難解な要素はないので、抵抗なく移行できそうなところといい、良いのではないかと思います。
そして基本的には若めの香りではありますが、私世代の方々にも、全ての世代の方に付けられる香りだと思います。けっして自分が買った言い訳じゃなくて(笑)。
「家庭画報」11月号にも、スペルオンユーが載ったみたいですよ(世代ど真ん中)。
「ときめく心を思い出させる香りのフレグランス4選」として、他にはゲランのローズシェリー、ディオールのミスディオール、エルメスのツイリードゥエルメスオージンジャーと共に。
ゲランのローズシェリーも絶対に欲しいです(^^)。
購入後の事ですが、レア・セドゥ主演のプロモーションフィルムがテレビでオンエアされているようですが・・・(テレビほとんど観ない私はヴィトン公式サイトで観ましたが)、すごく素敵で気に入りました。
あの映像だと、髪が長いとちょっときわどさが増すのでベリーショートにしているのでしょうけど、潔さと切り替えのある女性像が、スペルオンユーの【美しくとも(いや、それだからこそか)媚びない】香りにピッタリすぎて。
ルイ・ヴィトン公式サイト スペルオンユーのページ
なお、店舗にて一般ラインのフレグランスを購入すると、一般ラインの2mlサンプルを2本頂けます。

ひとつ言うならやっぱりボトルデザイン。
一般ラインのデザインはマーク・ニューソンによるものですが、こちらもあまり私の好きな傾向ではなくて(くどいですが個人的価値観です)。

(もちろん、ヴィトンの香りのメインターゲットはあくまで、ゼクストレもこちらも普通に20~30代だと思うので私の好みから外れているという事はむしろこのデザインは大正解なのでしょうね(^^;)。ほんとに、私がこんな事言うのがお門違いなんだと思います)
ただ、ボトルに関しては機能性(スプレーの質)は大変良いものだと思います。
ミストの細かさや噴霧される範囲など。
ヴィトンのボトル、ネックの部分を見たら、何か他ブランドのボトルと機構が違うような気がしてます(もちろんその肝心な部分は見えていない箇所にあるのでしょうが)。

ものごとすべて、【何かがなければ、何かがある 】というところで、これはこれでバランス取れてるのかも知れません。
あ、底面も何か他のボトルと違う気も・・・
逆すり鉢状。分かりにくいか・・・すみません。


参考 成分 原表記

ところで今回ついでにアトマイザーも新調。
遂に買いました、話題の?トラヴァーロ。
イギリスのメーカーです。

スペルオンユーの方は持続短めなので持ち歩き用に買いました。
これはまたぜひ、クチコミしたいと思います。
☆★☆★☆★☆★蛇足☆★☆★☆★☆★
さて、今年も終盤になって買ってみたヴィトンですけれど・・・
私は、ヴィトンのフレグランスの全体像は全然語れないです。いつのまにかとても増えている個々の種類とか(すごいですよね。調香師は一人なのに。この辺りも本当に今どき。)、全体的な傾向とか。
ちなみに一般的な人気度?がどのくらいなのかよく分かってないです。香水マニアだけでなく一般層双方にまんべんなく人気なのか、その辺が私にはイマイチわかってない。

70数年前の大昔にあったというヴィトンの香水は別として、
2016年にリリースされた7種のうち、3種位は発売直後に試しに行ったんですけど、悪くはないな程度でピンと来ず。
ラプソディが、タービュランスの後継と言われているけどタービュランスは多分嗅いでないので分からない(笑)(本当に似てるんでしょうか・・・?)。
で、そのまま一旦興味を無くし、次は外観に惹かれて2019年、「パルファン・ド・コローニュ」(ボトルの配色がエルメスのコロンに似てる、夏向きシリーズ)3種を試香してみたけど、これも全部ピンと来ず。
そうこうしてるうちにその翌年コロナ禍になって、ヴィトンのブティックも常に入場制限で試香も気軽には立ち寄れず。
なんだか、とても縁の薄いフレグランスという感じだったのですが、
よりによって「レ・ゼクストレ」のシリーズにとても興味を惹かれて一気に身近になりました。
こんな経緯の内にいつの間にか通常ラインはずいぶん値上げになってましたが(゜゜)・・・。

レ・ゼクストレのシリーズは、発売されて2か月少々ですので、今後色んな方のレビューが増えてくるのが楽しみです。
気軽に買う値段では決してないですけれど・・・ただし、ml単価で言えば多分トムフォードの最近のEDPの方が高いですよね(ボトルのコストがどっちがどうというのは度外視で)。
あと、Pでの比較でいえば例えばシャネルのPはml単価、もっと高いです(これは当然の大納得です)。
なので、近年の香水の高騰っぷりはちょっと横に置いて、その辺りの相場でいえば、ゼクストレは決して、ビックリのメチャ高香水ではないという事になる。
(ゼクストレ、50ml作ってほしいですが、通常ラインとの兼ね合いでそれはないでしょうね。全種ミニセットの発売はあり得るのかと思いますが(それを匂わす画像が上がってるような?あれはなんなのかな)
今後、ゼクストレも種類増えていくんですかね。
通常ラインもまたどんどん増えていくでしょうし、全部追うなんて価格帯的に不可能だし他にに優先したいブランドがいくつもあるので、深追いはしないつもりですが、また気が向いたら何かは追加すると思います(気を確かに持ってないと(笑)ハマりそうで怖いです( ゚д゚))。
ちなみに・・・。今年買った香水の中で一番は何?って聞かれたら、
それはもうシャネルNo5(P)。

いい対比ですね。
100ml VS 7.5ml。
スプレー VS フラコン。
非幾何デザイン VS 幾何デザイン。
発表年度 2021年 VS 1921年(丁度100年差)。
ヴィトンの記事で、オチがこれっていうのもなんですが、No5はやっぱり最強。
今回の記事のメインの2つのフレグランスが100年後も残っているかって思ったら、ないだろうなぁと普通に思う・・・けどまぁ活用シーンも違うし、比較する自体が無理な、根本から違うものです。(そして念のため。レジェンド香水だけが偉大なわけではないし、フレグランスの魅力はひとつの方向性だけからは到底語れません)
そんなわけで、また長くなってしまいました。
カラーコスメもブログにしたいのですが(定番品ばかりですが)、どうもまとめきれず・・・また書けたら書きます。
ベストコスメ記事はどうも書けそうにありません。
では本日はこのあたりで。お読みいただき、ありがとうございました。
12月、多忙や寒さで体調など崩されぬよう、皆様ご自愛くださいね。
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