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【開発秘話④】IROIKUの香りはどうやって作られたのか?こだわりポイントを研究員が語り尽くす!

【開発秘話④】IROIKUの香りはどうやって作られたのか?こだわりポイントを研究員が語り尽くす!

皆様こんにちは!
三省(さんしょう)製薬、 IROIKUの製品開発を担当している研究員のSです。

研究員ブログ第1回「ブランドコンセプト誕生」>>
研究員ブログ第2回「美容成分について」>>
研究員ブログ第3回「色づくりの裏側大公開」>>

研究員ブログ第4回目となる今回は、IROIKUの人気ポイントでもある「香り」についてお話ししていきます。


◆多くの人に受け入れられる香りを目指して



皆様は好きな香りはありますか?
香りは非常に好みが分かれるところで、同じ香りでも「良い香り♪」と感じる人もいれば、「あんまり好みの香りじゃない…」と感じる人もいます。

IROIKUは、男女分け隔てなく使えるジェンダーフリーの化粧品として開発を進めていたため、なるべく多くの人に受け入れられる香りにしたい!と思っていました。

また、できるなら人工的に作られた香料ではなく、天然由来の精油を使った香り付けにしたいという想いもありましたので、香りの選定にも非常に時間をかけて取り組みました。

◆香りの印象を左右するのは「質」と「量」



化粧品の香りは、「質」と「量」で大きく印象が変わってきます。
「質」で変わるというのは分かりやすいと思いますが(例えばオレンジとバラでは全然香りが違いますよね)、「量」でも印象が変わるというのはなかなかピンとこない人もいるのではないでしょうか。

化粧品に配合されている香料・精油の量は、コンマ数%程度が一般的です。
たったこれだけでも十分に香ってくるため、香料・精油の存在感は非常に大きいですよね。

このコンマ数%の量の中でも、微妙に多くしてみたり少なくしてみたりすると、力強く香ったり、ほのかにやさしく香ったりさせることができるので、量の検討も非常に重要になってきます。

◆理想の香りを追い求める、長い道のりの始まり

まずは香りの「質」の検討からスタートしました。

ちなみに皆様は精油の原液を嗅いだことはありますか?
アロマを使ったことがある人ならわかる思いますが、精油の原液はけっこう強烈に香ってきます。

なので、原液をそのまま嗅いでもなんのこっちゃ分からない!となってしまうため、まずはちまちまと製剤に配合して、ひとつひとつ香りのサンプルを作っていくのですが…

先ほどもお話ししたように、精油の「量」でも香りの印象が変わりますので、一つの精油に対して香りの強さを変えたサンプルを数パターン作らなければいけません。
精油の種類もたくさんあったので、それはそれは地道な作業で、まずは香りのサンプルを大量に作っていきました。

そうしてできたサンプルを、年齢・性別関係なく様々なモニターさんに試してもらい、率直な意見をいただきました。さらに、香りのプロの方にもプロジェクトに参加していただき、何度も何度も検討を繰り返し、ついに、「これだ!」と思う香りにたどり着くことができました。

ちなみに、香りの検討で一番厄介だったのが「鼻のマヒ」なんですよね…
強い香りをいくつも嗅いでるとだんだんと鼻がマヒしてきて香りが分からなくなってきます。
「どっちの香りが強いか分からない・・・」「へたすると香りの質の違いも分からない・・・」なんてことにもなったりします。気づけば迷宮入りです・・・。

◆こだわりの精油をブレンドしてたどり着いたIROIKUの香り



前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、そうやって地道な作業を続けて完成したIROIKUの香りについて詳しくご紹介します!

IROIKUの香りは様々な精油をブレンドしています。その数なんと9種類!

・マンダリンオレンジ果皮油
・ラベンダー油
・イランイラン花油
・パルマローザ油
・コリアンダー果実油
・ニオイテンジクアオイ葉油
・オレンジ果皮油
・ローマカミツレ花油
・ダマスクバラ花油

この中でも、主に配合されている4品についてご紹介します。

「マンダリンオレンジ果皮油」
マンダリンは、柑橘系らしいフレッシュな香りで、気分を明るくリフレッシュさせてくれます。

「ラベンダー油」
ラベンダーは、ハーブの女王とも呼ばれ、そのフレッシュな香りはリラックスを促してくれます。

「イランイラン花油」
エキゾチックでリッチな香りのイランイランは、心地よさを感じます。

「パルマローザ油」
バラのような官能的な香りのパルマローザも、リフレッシュできる香りです。

これら代表的な4種に加え、あまり表には出てきませんが隠し味的な要素で加えている5種をブレンドして出来上がりです。

IROIKUの香りは、ストレスフルな現代人の肌環境を考慮し、シーンや時間を問わずに使えるものとなっており、その優しい香りはリフレッシュを促し、健やかな肌印象をサポートしてくれます。

これまで私が開発に関わってきた化粧品の中でも最もこだわり、苦労してつくってきた香りとなりました。今となってはIROIKUの香りはこれしかない!とも思える香りです。

実際手に取っていただいたお客様からも男女問わずにすごくいい香りだと言ってもらえることも多く、こだわって作った甲斐があったなあと感じています。

それでは今回はここまでです。

次回は、IROIKUの「テクスチャー」についてお話ししていきます!
お楽しみに!

第5回はこちら>>
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◆書いた人
研究員S
美容成分と化粧品、両方の研究所と工場を持つ三省製薬で、化粧品の開発に携わるベテラン研究員。
趣味は昆虫採集。

◆私たち「三省製薬」とは?
創業以来、様々な肌悩みに応える成分を生み出してきた三省製薬。開発した天然美容成分を日本国内のみならず、世界のデパートコスメをはじめとする多くのブランドに卸しています。その成分開発力を惜しみなく注ぎ込み、製薬のメソッドで効果を追求し続けながら商品を作っています。
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