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湿潤療法とワセリン《 修正版 》

湿潤療法とワセリン《 修正版 》

『追記』
この記事の一部画像が、何度ダウンロードしても数時間後に消去されるという現象が起きています。
運営さんから連絡などはないので私の想像ですが、その画像(怪我の写真)が@コスメの規定に抵触しているのかなと。グロ画像扱い的な。

なので、画像に修正をかけてあげ直してみました。
この記事は画像がないと説得力に欠けるので、この修正でOKしてもらえると嬉しいけれど、厳しいかな。とりあえずお試ししてみます。

それでは↓↓


『さらに追記(11/7)』
昨日、運営さんからご連絡がありました。該当の画像はアウトという説明でした。
事前に@コスメの規定についてもっと確認しておけばよかった。己の勉強不足を痛感。
削除された画像の箇所はそのままにしてこのブログは置いておきますので、画像のないところは皆様の想像力でもってよろしくお願いします。

ということで改めて本文。なんしか湿潤療法は凄いと語りたい話です↓↓


ちょっと前に、イグニスの『エフフォーリア』シリーズのクリームを使い切りました。
開封したのが去年の12月23日、つまり10ヶ月かかりました。
50gという容量に加えて、少量ですごく伸びること、夏場はあまり使っていなかったこともあり、予想以上にもってくれました。

このクリーム、価格が13,200円します。私のコスメ予算からすると高額なので、他のコスメとの金銭的な兼ね合いでリピートを保留しています。正直めっちゃ継続したい。バームとクリームの中間くらいのこっくりした感触も、溶けるとさらりと肌に馴染む感じも私好みですし、なにより香りが好きです。ちょっと唇に塗るだけでもこの香りで随分と癒やされました。

けれど、残りのコスメ予算をどう使うかを決定するまでは保留、ということで。
とりあえず今は代用品としてこちらを使っています。
白色ワセリンです。自宅に常備しています。

我が家での用途はコスメとしてではなく、擦過傷など怪我の処置用として置かれているのですが。これもぼちぼち使いきったほうがいいかな、というタイミングなので、美容液のあとの油分の蓋としてしばらく使うつもりです。

肌馴染みとか、香りとか、やはりクリームとは使い勝手は違いますが、肌に油膜を貼って保湿を助けるという意味では充分な働きをしてくれています。

それで、ちょっと昔の出来事ですが、ワセリンのありがたみと、保湿の重要性を身をもって実感した経験があるので語らせてください。

もう10年近く前のことですが、登山中に受傷しました。

ちょっとしたひっかき傷ですが、苦手な方はここで回れ右して戻ってくださいね。

※修正版はマーカーで隠しています。








 


















【怪我した数時間後の写真です↓】



この写真は、山登り中に転倒してしまい、木の枝でひっかき傷を作った時に撮ったものです。
マーカーで隠していますが、傷のサイズは長さ15cm、幅は最大4mmくらい。

引っかかったのは長ズボンを着用してる上からだったのですが、それでも思いのほか枝が食い込んで、割りばしでガリガリ抉ったみたいな傷ができてしまいました。
出血の量よりも、傷口の形状に落ち込みました。刃物で切ったようなスパッとした傷口ではないので、綺麗には治癒しないと思ったからです。「ああこれは瘢痕化して傷が残るなぁ」と。

ズボンのお陰で、傷口に土砂や枝の破片が入らなかったことには感謝しつつも、やはり「傷が残っちゃうかー、嫌だなー」としょんぼり。とりあえず登山中だったので、一時しのぎとして、水で傷を洗って防水絆創膏と保護フィルムを貼って帰宅しました。

※創部の衛生が比較的保たれていたことに加えて、縫合処置は不要と自己判断したので、病院には行きませんでした。ケースバイケースだと思うので、その辺の判断は自己責任でお願いします。

帰宅後、改めて傷口を処置しました。傷を流水でしっかり洗ったあと(めっちゃ染みた)、ワセリンを塗って、その上から保護フィルムを貼りました。そしてだいたい2~3日おきに傷を洗ってワセリンを塗り直しフィルムを張り替えました。


【こちらは怪我から3日後の写真です↓】



保護フィルムの下がワセリンでひたひたになっているのがわかりますか?
肌が長方形に赤くなっているのは、ちょっと肌かぶれを起こしているからです。フィルムを貼りっぱなしなので汗もみたいになっています。


【怪我から6日後の写真です↓】



幅が最大4mmくらいあった傷が、1mm程度にまで縮小しています。


【そこからさらに3日後の写真↓】



組織が盛り上がって傷がほぼ塞がっています。

保護フィルム越しではありますが、順調に肌組織が再生しているのがわかります。
肌の再生には湿潤環境を保つのが大切と言われるようになって久しいですが、当時その効果を目のあたりにして心から感動しました。

傷口を保湿する(細胞の浸出液を留める)ことで治す湿潤療法というやり方は、10年以上前はそんなにメジャーじゃありませんでした。それまでは、傷ができたら乾かして直すという考えが主流でした。傷口の湿度を保つという治し方は、ちょうどこの怪我をした頃から浸透し始めた方法です。湿潤絆創膏が発売されたのもこのあたりからだったような。

その効果はてきめんで、肌の組織がみるみる再生していきました。もし昔通りの乾かす処置をしていたら傷跡が残っていたと思います。

山やクライミングなどでなにかと怪我をする方なので、ワセリンと保護フィルム(薬局とかで売っています)にはお世話になりっぱなしです。
あとは湿潤絆創膏。これも傷が本当に綺麗に治りますね。

医学の進歩には感謝しっぱなしです。


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