

昔はこんなんじゃなかったんやけどね、日本の空というのはJAL、ANA、そしてJAS(日本エアシステム)の大手3社とその子会社がほとんどやったのに、規制緩和でスカイマーク、エアドゥ、スカイネットアジア航空(現ソラシドエア)が相次いで参入して日本の空はカラフルになった笑
ところで、空港での出発・着陸案内で疑問に思ったことはないやろか。

なんでANAが「NH」なのかというと、前身の会社「日本ヘリコプター輸送」が由来という。ほかにもJALは「JL」といったふうに。

いっぽう、国際連合の機関であるICAO(国際民間航空機関)によって定められたコードもある。こちらは3文字で「3レターコード」と呼ばれる。ANAもJALもそのまま識別コードとなってる。航空管制など、実際の飛行機の運航で使われてる。
あと、航空管制においては交信の際に用いられる各航空会社の呼び名、「コールサイン」というの
がある。

コールサインでいちばんかっこいいのはなんやろなあ……日本ならジェットスターかな。コーポレートカラーからつけた「オレンジライナー」、たぶんこれ。


まず1つめ。デリバリー管制。これは出発前の飛行機にフライトプランの承認をするカテゴリー。フライトプランは各航空会社で運航管理者が作成し、機長との打ち合わせのうえで決定し、少なくとも出発の30分前には提出される必要がある。
2つめ、グラウンド管制。客扱いを終えてドアクローズ、ブリッジを切り離した出発機にプッシュバックの許可(←イマココ)、そののち滑走路手前までのタキシングの許可をおこなう。
滑走路近くまでやってきたら3つめ、タワー管制に引き継がれ、離陸の許可を下すことになる。ただ、福岡空港のように1本の滑走路しかないところは当然着陸も同じ滑走路でおこなうことになる、加えて過密ダイヤのため、タワーの管制官は飛行機同士の間隔をシビアに調整しながら離着陸の許可を与えてる。
離陸した飛行機は4つめ、ディパーチャー管制。出発機を航空路に乗せるための誘導をするところ。そして5つめ、コントロール管制で目的地までの誘導をおこなう。
というふうに、航空管制はセクションごとに担当を順番に引き継いでいく。こういった管制の受け継ぎを「ハンドオフ」と呼ぶ。
いうなれば駅伝みたいなもんなんよ。安全というタスキをつないでいく、航空管制というのは。
と、長く待った甲斐があって、ようやくやってきた。



じゃ、このへんでいいか。じゅうぶん見れたし。博多に戻るか。
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