
スカイフォール
2012/10/28 06:00
「スカイフォール」という副題がついていて主題歌はアデル姉さん。
(英語発音はエイデルって言う。)
ダニエルクレイグのボンドも3作目。
個人的には好きなボンドではないんですよね。
やっぱりジェームスボンドはロジャームーアとかショーンコネリーになるんですけどね。
ダニエルはちょっと性格が暗そうな顔をしていて、じとっとしているので
「軽快」で「洒脱」になりづらい。
うちの旦那は割にこのシリーズが好きで封切になるとじっとしてられないくらい。
で、今回は結構宣伝も派手で、試写会にはロイヤルファミリーを招いてと結構派手にやっているのでやっぱり見に行くことになった。
なんだろう、旦那がいいと思うほど私は好きなシリーズではないんですよ。
女性は添え物だし、なんか、結構ボンドのキャラクターが「マッチョ」すぎてダメなんです。
ダニエルのボンド第一作目の「カジノロワイヤル」(英語読みだとカジノロイヤル、なぜか日本はフランス語読み。)に出てたボンドガールのエバ・グリーンという方が結構好きなんですが映画の中のボンドは結構マッチョイズムバリバリで彼女の扱い方もなんかあんまり好きではなかった。
まなんだろう、ものすごい女からしてみりゃ「無理な男」と思わせるボンドも、男性からすると違う。男性は女性の前でああやって振舞ってみたいし、ま、ガンをぶっ放したり、アクションやったり、異国に行って美女と恋に落ちたり、あれもしたりこれもしたいというゆーことで、やっぱり男性はこの映画のハナシになると盛り上げるようです。
職場でも金曜はこの映画のハナシをみんなでしていた。
今回はなんだろう、私が思っていたよりお色気シーンはなし、ボンドガールも出てきたけどあんまり見せ場もなし、おっぱいも出さず、おとなしい感じのボンドガールだった。
いつも思うのですが、ボンドガールの化粧は最近はランコムのビジュアルを作っている人の化粧に似ている感じ。
ダークに目元を囲んで、シチュエーションによって口紅を使い分けてる感じですが、今回はかなり暗めの赤をつかっているようでした。
シャドウはドレスの色によって黒よりだったり、黄金よりだったりかなり工夫されている感じですが、なんとなく「ランコムのCMぽいな」と思う化粧なんです。
噂だとMACを多用しているというハナシも聞いたことありますが、ランコミエンヌぽいちょっとフレンチテイストの入った化粧が多いような気がします。ボンドシリーズに出てくる女性は。
ま、女の見せ場が思ったよりあんまりなくってさ、で、それを補ってあまりあるのが悪役のハビエル・バルデム。正直今回のボンドはバルデムにOKもらった点でもう80%勝ったも同じ。
正直バルデムで持っているような映画でした。
バルデム、やっぱりあんたすごいよ。あんたの出てる映画は「食べて祈って恋をして」以外は外れないよ。「ノーカントリー」「それでも恋するバルセロナ」あたりはあんた最高だった。今回のオカマ入っているサイコの役も笑えた。
で、「ブン」って言葉が好きらしく、いつもバルデム登場シーンは「ブン」(シャルルトルネのブンって歌。)「ブン」(昔のカントリーバンドのいなたいブルース)がかかって笑えた。とにかくキャラがたっていて、まあ、ボンドもMも今回は添え物。
Q役の若いボウヤが面白かったです。
ということで、なんだろうあんまり色っぽくないボンド映画でしたが、ギャグがちょっと笑えたのと、ロンドンやイスタンブール、上海など世界中の大都市がたくさん出てくるのでその辺はいいかなと思いました。
映画館はコミコミのギッチギチ、いつも10本くらい違う映画を同時上映している場所なのに、今回は6本もボンドという盛況ぶりでした。
で、皆映画館から出ると「what is your name?」と聞いて、「ボンド。ジェームズボンド」ってやっていたので私も真似して旦那にやってみました。
日本に来たらハビエルバルエムファンは行ってみていいと思います。
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