
ディオール ルージュ ディオール ヌード #319 トレンチ
ぐっと胸を掴まれるような、憧れのリップ、というのがあります。
それは情熱的で妖艶な赤でもなく、天使や乙女を思わせるピンクでもなく、
オレンジ。
なぜかわからないけれど、オレンジに塗られたリップに心惹かれてしまうのです。
冒頭の写真は、映画『パンドラの匣』より。作家の川上未映子さん。
舞台は「やっとるか」「やっとるよ」「がんばれよ」「よーしきた」という掛け声がある結核治療の健康道場。そこの看護婦さんを演じるのが川上さんです。
この、「やっとるか」「がんばれよ」と川上さんがおっしゃるのが、とっても良い。
言葉としては少し乱暴だけれど、聞くととっても、良い感じ、がするのです。
その気風のよさというか、そんな言葉が出てくるのが、川上さんの肌色のくちびる。
このディオールのリップも、オレンジというよりはベージュですが、少しあたたかみのあるベージュかな、と思っております。
ヌーディなのにきちんと塗られるので、くちびるの存在感はきっちりあります。
ちなみに、お色はスティックで見るよりも、明るい印象です^^
そしてオレンジリップで思い出されるのは、ジェーン・バーキンさん。

(少し前まで美々姫さまのアイコンでしたね。探したところ、やっぱりこの表情が一番良かったので、こちらを使わせて頂きました^^)
ある時、本屋さんで見かけ、なにこの妖精さんは!と驚いたのを覚えています。
なんというか、素肌っぽい、というところに、ぐっとくるんでしょうか。
潔くって、かわいらしいですね。
永遠の憧れリップは、富司純子さん。

アナスイ ルージュV #660
触れると、ふわっと溶けてしまいそうな白い肌に、ミルキーオレンジのリップ。
父が観ていた任侠映画。ひと目見て、わっ!なんて素敵なくちびる!と思ったのでした。
アナスイのリップも、これは富司さんのリップだ!と思い即決。笑。
しっかり塗れて、明るいミルキーオレンジです。香りは少しきつめ。
似合うとか似合わないとかではなく、どうしても買ってしまうオレンジリップ;
最後に、映画『田園に死す』の八千草薫さんも美しいオレンジリップでした。

若き日の三上博史さん演じる少年が、きれいなお嬢さんを見にお庭に忍び込むのですが
その縁側で籐の椅子に座ってまどろんでいるのが、若き日の八千草薫さんなのです。
(もちろん三上さんは今でも格好良いですし、八千草さんは可愛らしい可憐な方です)
その少年の目に映る女性への憧れ、と、私の目に映るオレンジのくちびるの女性への憧れ、中身は違えど、共感してしまいました。やっぱり美しい…。
なんでしょうね。どうしてこんなに憧れるのでしょう。
それに、書く前はオレンジリップといえば外国人の方の素肌のリップのように思え、すると外国人に対する憧れかな、と思ったのですが、実際に挙げてみれば日本人が多い…。
たとえば、夏目雅子さん。小麦肌のクッキーフェイス時代ではなく、白いお肌のときの印象なのですが、オレンジのくちびるをされていますね。
あとは「瀬戸の花嫁」を歌われていた時の小柳ルミ子さん。可愛らしいです。
白い肌に、オレンジのくちびるって、純情そうに思えるんでしょうか。可憐ですね。
ピンクでもそういったイメージですが、たぶん、オレンジの方が、嫌な言い方かもしれませんが、媚びていない感じがして好ましいのかもしれません。だから憧れなのかも。
そう、媚びてない、これが重要なのかもしれませんね。
美しい女性が、「やっとるか」「がんばれよ」なんて言ったり、
まさに、媚びない生き方だったのでは、と思えるジェーン・バーキンさんや
小刀を持って、一人、他の組に仇を返しに行く富司純子さんの姿や
少年に憧れを持って見つめられる、美しい令嬢。
きっと、見つめられても、媚びたように見つめ返したりしない、
可憐なのに、しっかりと地面に立つような女性像が、私の中にあるのかもしれません。
最近では、冒頭のディオール ヌード トレンチと、

こちらの ゲラン ルージュジェ #41 Gipsy を購入致しました。
スティックで見ると、まさにオレンジなのですが、塗ってみると黄みのあるオレンジになります。絶対に浮いてしまう、と思ってタッチアップしたのですが、意外とそれほど浮かず…と、そんなことよりもやはりオレンジリップの魅惑に負けて購入しました;
ちなみに、このモデルさんもネイルと同じお色のリップにされていて、とても素敵です。
ヌーディなお色のネイルも憧れていて大好きです。
どうしても憧れてしまう、オレンジリップ。これからも増えていく予感がします。。
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