
大人バレエでシェイプアップを企む その参 ~マルチタスクの大切さ~
2011/12/19 15:07
今回で三回目のバレエレッスンとなりました。
クリスマスや年末年始もはさんでしまうので年内のレッスンは今回までで、次回は2月になります。
しばらく間が開くので心配です。。。
さて、タイトルにはマルチタスクとありますが、マルチタスクを知らない人のために「マルチタスクとは何ぞや」って所からお話したいと思います。
マルチタスクとは、同時にいくつもの仕事・作業をこなすことです。
主婦の皆さんなら、料理しながら使った調理道具を洗ったり片付けたりするあれです。
ビジネスマンの皆さんなら、電話に答えながら違う人にメールを打ったりするあれです。
学生の皆さんなら、授業を聞きながら昨日やるはずだった宿題を今やるあれです。
という感じで、次元や度合いは違いますが、皆さん何かしらの形でマルチタスクは日常的にしていると思います。
ましてや最近はコンピューターなどで、いくつものウィンドウを開きながら作業するので、マルチタスクが当たり前かもしれませんね。
最近ではマルチタスクは「同時にまったく違う作業をする」というニュアンスを持つようになり、さらに複雑化しています。難しいですねー。
さてバレエにおけるマルチタスクとは?という話ですが、バレエだけでなく、ダンスをするときは体のいろんな部分を別々のテンポで動かしたりすることは多くありますが、バレエにおいては足と手、足と胴体(腰より上)は別々のものであると考えられているそうで、足が動いたら上半身がふらつくなどはダメだしをバシバシくらう対象になります。これが大人バレエ(初心者)だとなかなか難しいのです。
大人バレエでは子供バレエとは違い、筋肉をどう使うかとか理屈で考えることが多くなります。「上半身を締めて」とかの抽象的な表現よりも「○○の筋肉を縮めて!」などの具体的な指示が多くなります。大人には大人の教え方があるのですね。それ自体はもちろん間違ったことではありませんし、先生によっていろんな教え方があると思います。大人にも抽象的な表現で指示する先生もいます。ちなみに私の先生は両方使います。
ただエクササイズを目的とするがあまり、筋肉ばかりを意識しすぎてバレエらしい体の動き、美しさが損なわれる可能性があることにも注意しなければなりません。
前回も新しいエクササイズを学び、今回も復習という形で、音楽に合わせてタッタカタッタカやっていきました。
「今回はポジティブなコメントだけにしたいわ」と授業前に意気込む先生。
私はエクササイズの振り付けが覚え切れていないので、ノートにメモりながらなんとなくうろ覚えの振り付けを一生懸命やりました。バレエではこの筋肉を使わなきゃ。ここを意識しなきゃ!と一生懸命だったのですが。。。
1つ目のエクササイズが終わると先生は個人個人にポジティブなコメントをくれました。私以外は。。。(゚_゚i)
「ポジティブで終わらせたかったんだけど・・・」といいながら先生は私のところにやってきて「姿勢がぜんぜんバレエっぽくないの」とガツンと1発。ドーン!とがけから突き落とされた感じ。だって姿勢がんばって気をつけてたもん!!と思ってみる。結局「正しいがんばる」ではなかったことに気づく。やはりやってる気になるのって怖いですね。間違って筋肉や体を使うのも本当に恐ろしいことです。怪我しちゃいます。それを直してくれる先生はやはり素晴らしい!
まあ私も始めたばかりなのでお直しされるのは当たり前と思っていましたが、それにしてもみんながポジティブコメントをもらってるのに自分だけネガティブってのがちょっとショック。当たり前なんですけどね。ただ先生も後々おっしゃってましたが、後から入ってきた人は自分が出来てない事をほかの人ができてるのを見て(レッスンを始めたのが遅いから当たり前なんだけども)自信なくしたり、たくさん直しをされて標的にされていると感じたりしやすいそうです。プライドが傷つけられたように感じるのでしょうね。
確かにバレエを昔習っていたわけでもないし、更に他の人より出遅れてるわけだから、たくさん直される。当たり前のことなのにそれをなんとなく怖がっていた自分。そりゃ注意されるのが好きな人なんていませんよね。でも注意されなければ正しく出来るようにならないのですから、素直に受け入れられなくなったら、生徒としてはダメですね。肝に銘じておきたいです。大人バレエって生徒としての謙遜をもう一度学びなおすいいチャンスかも知れないです。人間性も試されているような気がします。
もちろん直されること自体はいやではありませんが、自分だけができてないのを見るとさすがに落ち込みます。
何回もいいますが、それが当たり前のことだとしても、です。
さて話はもとに戻りマルチタスクへ。
体はすべてつながっているので、片腕を引っ張られれば全身がそちらの方向に傾く。これが自然です。
しかしバレエでは切り離して考えなくてはなりません。
足が必死にパタパタ動いてても上半身はブレずに重心をしっかりと保つ・傾けない。
なんじゃそら?
って感じですけども。w
足を前に投げ出すような簡単そうに見える動きだけでもターンアウト(詳しくは前回のバレエ記事参照)・方向・高さ・美しさなどを考えながらやるのに、手や首の振りまでついてくると・・・・・・すべてがいい加減になってしまいます。
でもそれではダメなのですね。
もちろん慣れればターンアウトなんて意識しなくてもできるようになったりするのでしょうが、始めたばかりは特に大変だと思います。ターンアウト自体が課題なのに、それにプラスアルファ、更にベータ、ガンマなんて追加されたらパニックになってどれもがいい加減になってしまう・・・・・。
これがバレエにおけるマルチタスクの大切さです。何かをやろうとしても、別の何かがないがしろにならない。これって意外と難しくて、自分の体なのにコントロールができない。自分の体を普段から細部にわたってどれほどいい加減に使っているのかを思い知らされます。
もちろん一つ一つ課題をこなしていくのに越したことはないですが、そんなことをしていたら、週一回の大人バレエなんて10年やっても形にならないのは目に見えてるので、先生はバシバシ進めていきます。これも大人バレエの厳しいところでしょうか。
ただレッスン中にすべてすべてに集中してたらめっちゃ大変なことになります。だからレッスンを増やして、一つ一つクリアしていったり、家で練習したりするのですね。(でも家での練習はインストラクターがいないため危険と考える先生もいます。)
私は家でも練習(というかレッスンでやった振りを覚えるための復習)をしますが、週一回のレッスンではとても追いつきません。
だからマルチタスクしながらレッスンしますが、それでもひぃひぃです。だってまだ足の動きすらまともにマスターしてないんですから!!
そして気がついたことがひとつ。
「頭で考えすぎない。」
これに尽きます。
前回のバレエ記事でも「正しく筋肉を使わなければエクササイズの意味がない」といいました。それは真実ですが、せっかくバレエを習うのなら、エクササイズを意識して筋肉の使い方だけにこだわるバレエより、美しいバレエを踊りたいですね。
それは柔軟な頭で、あまりカウントなどにこだわったりしすぎないことによりできることです。筋肉の使い方だけに気を使っていては、振り付けなんて覚えられません。振り付けが出来なければ、筋肉の使いようもないですね。まずは振り付けを覚えてから筋肉の使い方を教わる。それやってバレエらしさが先に身につくのかもしれませんね。いやはや、「筋肉の使い方」についてなにやら語っていた私ですが、ここで大きな過ち(?)に気づきました。
「あれがこうなって。。。こうなって。。。」と頭で考えるよりも、とりあえず動かしてみる。動かしてみて注意されれば直せばいい。
頭で考えてるだけで、体が動かない限り、先生も注意できないですよね。
だからあまり頭で考えずに、それっぽくできるようにリズム感を捉えることを目標にしてみるのもいいですね。(私のような頭の固い超初心者にはですけど。(;^_^A)でもそれの結果として正しい筋肉の使い方がマスターできるような気がしてきました。目的と結果は別で、バレエにおいては「美しく踊ること」が目的であり、その結果として「美しい筋肉がつく」ということ?と思い始めました。(いまさらかもしれませんが。。。。。)
それには余計なことを考えすぎない、柔軟で従順な頭と心も必要なんだなと痛感。
そして、筋肉を意識しながらも、それだけにとらわれず、きちんと振りも覚える。これも立派なマルチタスク。
そして、こうやって笑顔で華麗に踊りながら、必死でマルチタスクしているバレリーナを見る目が変わっていくのもいいことだと思います。とことんバレリーナってすごいなぁって思います。
今回のレッスンで、「ポジティブだけで終わらせたい!」といっていた先生ですが、それ以降私以外にもちゃんとお直しをしていました。
さらに横から写真を撮ったりしてくれて姿勢や腕の向きなどを細かく注意。いやー、横から写真を撮られるのがこんなに恐ろしいことだったとは知りませんでしたね。。。姿勢だけでなく、いろんなところがめちゃくちゃだった私。反省。でも初歩から自分に厳しくしてたら長続きしないので(意志の弱い私w)、自分のペースも大切にしていきたいと思います。
他の人がレッスンにいるので、比較してしまいがちですが、人今までと比べて自分ができるようになったことのほうが大切ですね。レッスンメイトとはいいライバルでありながら(なんていうのもまだ早いですが)、よき仲間でありたいと思います。
そう思ってたら私がめっちゃ下手くそなのを見かねてか、レッスンでも「小さいころバレエをやっていた」という女の子がいろいろ手取り足取り教えてくれました。まじ、中級行ってくれ!っていうくらいとても姿勢もきれいで基礎が出来ている方です。たぶん私より年下だけど。
以前ちらっと話したときにとってもクールな印象だった彼女が意外と面倒見がいいと気づき、ちょっとほっとした私なのでした。やはりきちんとやってるひとは他の人にもきちんとを求めるんでしょうね。うん、向上心っていいなぁ。そうやってポジティブに他の人から影響されていきたいですよね。これって結構難しいけどw
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