メイク前の下地として肌に塗るのが化粧下地。ベースメイクの基本となるアイテムです。ファンデーションやフェイスパウダーのつきやもちを高める土台としての役割に加え、肌色を整えたり、毛穴やシミ、シワなどの肌トラブルをカバーするもの、UVカット効果のあるものなど、様々な効果のある化粧下地もあります。クリームタイプやリキッドタイプ、保湿効果の高いものやオイルフリーのものなどタイプも様々です。
化粧下地を使わずにファンデーションやポイントメイクを肌にのせると、思うようにファンデーションが肌に密着せず、ムラづきや崩れが起きやすくなります。
化粧下地は、ファンデーションのノリを高めるだけでなく、肌のうるおいを保つことで化粧崩れを防いだり、紫外線やチリ、ホコリなどの外的刺激から肌を守る効果もあります。
また、化粧下地の上からメイクすることで、メイクを落としやすくする効果も。
化粧下地を塗らずにファンデーションを塗ると、毛穴に入り込みやすく、落としにくくなってしまうので、化粧下地はクレンジングをスムーズに行うためにも必要なのです。
3.化粧下地とBBクリーム、CCクリームの違いとは?
化粧下地にはファンデーションのようなカバー力を備えたアイテムは少なく、あくまでメイクの前に使うもの。
BBクリームやCCクリームは、ファンデーションのようにカバー力がありながらも、化粧下地効果を備えた、時短メイクにぴったりのアイテムです。
カバー力を重視するならBBクリーム、ナチュラルに仕上げるならCCクリームがおすすめ。好みの仕上がりに合わせて選ぶようにしましょう。
BBクリームの“BB”は「Blemish Balm(傷を癒すもの)」の略。現在一般的になっているのが、化粧下地・ファンデーション・日やけ止め・保湿など様々な効果を備えたオールインワンアイテムとしてのBBクリームです。様々な美容効果を1本に備えているため、時短メイクが叶うのが最大の魅力といえるでしょう。
BBクリームに次いで注目されているのがCCクリーム。
CCクリームの“CC”は、「コントロールカラークリーム」や「カラーコンディションクリーム」の略称と言われています。アイテムによって機能は異なりますが、一般的に化粧下地・コントロールカラー・日やけ止め・保湿などの効果を備えています。BBクリームに比べてカバー力は低めのものが多く、素肌感のあるナチュラルな仕上がりが特長です。
メイクをする方にとって化粧下地はメリットがたくさんあります。
化粧下地のメリットをまとめると、
・ファンデーションのノリを良くする
・皮脂を抑え、化粧崩れやテカリを防ぐ
・紫外線や乾燥、その他チリやホコリなどの外的刺激から肌を守る
・毛穴の凹凸やシミ、くすみをカバーする(アイテムによる)
・コントロールカラーとして肌の色ムラをカバーする(アイテムによる)
このようなにメリットがいっぱい!
化粧下地を使い、肌表面を整えることで、乾燥などの肌トラブルも防ぐことができます。
メイクをする場合は、必ず化粧下地を使いましょう。
ノーメイクで過ごしたいときも、化粧下地をつけておくと、日常の紫外線や乾燥などから肌を守ってくれますよ!
ファンデーションのノリを高めてくれる化粧下地。使う前のスキンケアや、使い方のポイントを押さえておくことで、化粧ノリやもちにも差が出てきます。
・洗顔後、しっかりと保湿ケアをした肌に使う
・日やけ止めを使う場合は、日やけ止めの後に化粧下地を使う
・適量を厳守し、決して塗りすぎないようにする
・一度手のひらや手の甲に出し、温めてから肌になじませる
・指の腹を使って丁寧に、薄く均一に伸ばし、しっかり密着させて化粧崩れを防ぐ
・化粧下地を塗った後、肌表面が乾くのを待ち、触ってベタつきがなくなってからファンデーションを塗る
以上のポイントを押さえておくことで、化粧下地の効果を最大限に発揮できるはず。ぜひ実践してみてくださいね!
化粧下地選びは、スキンケア選びと同様、肌質や肌悩みに合わせたものを選ぶことが大切です。
ファンデーションと相性がよければOK、とあまり深く考えずに選んでいる方も多いかもしれませんが、肌に直接つけている時間が最も長いのが化粧下地。肌に合わない化粧下地を使うことで、乾燥などの肌トラブルの原因にもなりかねません。
自分の肌質に合った化粧下地を選び、よりキレイな肌に仕上げましょう!
乾燥肌の方は保湿効果の高いものを選びましょう。
ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの保湿成分が配合された化粧下地を選ぶことで、乾燥による化粧崩れを防ぎます
皮脂分泌の多いオイリー肌の方は、オイルフリー処方のものや、ニキビを作りにくいノンコメドジェニック処方の化粧下地を選びましょう。
過剰に皮脂分泌した肌が紫外線を浴びると、乾燥などの原因となってしまうので、UVカット効果のあるものや、ビタミンCなどの整肌成分が配合された化粧下地がおすすめです。
また、乾燥は皮脂分泌の原因となるので保湿効果のあるもの、さらに、肌表面をサラサラに保つ皮脂コントロール効果のある化粧下地を選べば、
1日中化粧崩れしにくいキレイな肌を保ちやすくなるはず。
Tゾーンはオイリーなのに頬はカサつきやすい混合肌の方は、保湿重視の化粧下地を選びましょう。
テカリや崩れの気になるTゾーンは化粧下地を薄くつけるのがポイント。
乾燥しやすい部分には保湿タイプ、テカリやすい部分にはオイルフリータイプ、など部分ごとに化粧下地を使い分けるのもおすすめです。
敏感肌の方は、肌への刺激を抑えた低刺激設計の化粧下地を選びましょう。
防腐剤や香料、紫外線吸収剤をなるべく含まない化粧下地がおすすめです。
肌への刺激が少ないか、パッチテストをしてから使うようにしましょう。
化粧下地は白っぽいものや肌色に近いもの、グリーンやピンク、ブルーなど肌質や肌悩みに合わせたカラーがあります。
肌色をコントロールして美肌に見せたい場合は、色付きの化粧下地を選んでみましょう。
赤みやくすみなどの肌の状態に合った色を選ぶことで、ファンデーションの発色が高まり、明るくキレイな肌に見せてくれます。
赤みがある肌にはグリーン、くすみにはイエロー、透明感を与えるブルーなど、その日の肌の状態に合わせて使い分けてみましょう。
色ムラがカバーされることで、自然とファンデーションは薄くなり、自然な仕上がりに。化粧崩れも少なく済みます。
いかがでしたか? 化粧下地は、ファンデーションのノリを高めて化粧崩れを防ぐだけでなく、紫外線、ホコリ、乾燥から肌を守り保護する役目もあります。自分の肌質や肌悩みに合わせた化粧下地を選び、キレイな肌を保ちましょう。