ゲラン / シャリマー オーデトワレ 口コミ

オーデパルファンやパルファンの方はどうなのか分かりませんが、トワレは不思議なバニラでした。
トワレだから仕方ないのでしょうが、出した直後はアルコールっぽい匂いが…シャンゼリゼのトワレよりするなあ。この数分(本当にちょっとだけど)が苦手です。
その後は、お花の中に薄〜くバニラが混ざったような香りになって、その後徐々にバニラが強くなります。でも、ただのバニラじゃあないんですよねえ。
樹脂が混ざったような〜何て表現を耳にしますが、私は樹脂の香りとやらが分からぬ若輩者。まだまだお勉強中なのです。なので、自分の知っているものでどうにか表現していきましょう。
私の中ではこれは、炭酸バニラ。
え？何を言っているか分からない？大丈夫です、私も良くわかっておりません。
以前連れて行って頂いた大人なバーで、オンザロックなんてカッコ良いお酒は全く飲めない(そもそも余りお酒は強く無いのです)、オレンジジュースか烏龍茶か牛乳で！なんて言い出しそうな私に、同行者の方が気を利かせて頼んで下さったバニラの香る美味しいカクテル。あれに似ているんですよねえ。
そのカクテルは炭酸なんて全く入っておりませんでしたが、でも何故かあのカクテル思い出すこの香水は、私の中では『炭酸バニラ』となってしまうのです。
わっけわかんね〜なあとお思いでしょうね。大丈夫、私もさっぱり。わっけわかんね〜なあです。
若い子がつけている(やだ、30が近付くと一気におばさん目線に)へっへっへ、バニラだぜ〜というようなバニラ力全開のバニラさんとはちょっと違うんですよねえ。
バニラなんてすけど、あらごめんあそばせ、私、バニラですのというような、自己主張しないフリして上から目線でそもそも自分が格上である事を当たり前だと思っているといいましょうか…え〜…ドルガバのデザイアが(引き合いに出してごめんなさいね、大好きなんです)自分の地位を確立した欧米の大人気ポップスターだとしたら、シャリマーは資産家の御令嬢なんです。
人気だとか名誉だとかそんな物には興味は無いし、気にして生きていないからどうでも良いし、恵まれて育っているから人様からは羨望の眼差しを受けるけれども、この生活が当たり前過ぎて何が羨ましいのかいまいちピンと来ない、この生活が普通でこのままずっと続く事が当たり前だと思っているような、お母様とお父様に言われて式典やパーティーに出るのはちょっと面倒な時もあるけれど、その場に出る事は最早当たり前だと思っているので反抗をする訳でもなくドレスに着替えてお出かけ。その前にシュッとシャリマーをひと吹き。
そんなイメージでしょうか。
品良く愛らしいのですけれど、パンチは無いです。
自己主張の激しい独創性豊かな捻くれ者が好きな方には好まれないかも。
ですが、お上品なお出かけの際にはぴったりだと思います。

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