ディオール / ミス ディオール オードゥ パルファン (旧) 口コミ

何年か前に購入したのですが、その時はシプレーの渋みを敏感に嗅ぎ取ってしまい、苦手意識を持ちすぎて数年間インテリアとなっていました…。(ボトルは最高に可愛いので)

久しぶりに腕にワンプッシュしてみて香りを嗅いでみたら不思議とブラッドオレンジの芳醇な甘さとジャスミンとローズの深くエレガントなフローラルの甘さが咲き誇ります。
シプレーはなぜか不思議とほとんど目立ちません。
体質が変わったのか、嗅覚が変わったのか…？

香水の香り立ちは肌のPh値などで変わるといいますが、ワンプッシュしたときたまたま部屋の大掃除をしていて結構汗ばんでいたから体温も上がり、皮脂などによって弱酸性の肌質になったことで、いつもより甘く香ったのかなと推測しました。

この ミスディオール オードパルファム ですが、
2005年のミスディオール シェリー オードパルファム(調香師 クリスティーヌ ナジェル)をリニューアルした2011年のミスディオール シェリー オードパルファム (調香師 フランソワ ドゥマシー) の更にリニューアルしたバージョンらしく、
本来、順当に行くのであれば名前は、
ミスディオール シェリー オードパルファム 2012年版(2012年から2016年まで同じ香り)みたいになるはずだったみたいですね。なぜかシェリーの名前が消されました。
うーん、ややこしい…(´-ω-｀)

ここからは比較が多めです。
興味が無い方は読み飛ばしてください。

ミスディオール シェリー(2005年版)のほうも持っていますが、確かに香りの雰囲気はそこそこ似ています。
ちなみにトップは2005年版は深く甘いマンダリンとパイナップル、ストロベリーリキュールみたいなベリーの芳醇な甘さです。
ミドルからはパチュリのアーシーとかオゾン系な渋めの香りをベースにグリーンと微かにストロベリーが香ります。
対して、こちらの ミスディオール オードパルファムはベリー系の可愛らしい甘さがリニューアルにより香調から一切無くなり、全体的にエレガントに纏まっています。
トップはブラッドオレンジの芳醇な香りで甘めに香りますが、割とどちらも似てると言えば似ています。
しかし、ミドルから結構変わってきます。
こちらのミドルの場合は、ムスクとローズがベースに香りの大半を占めていて、微かにジャスミンも香り、パチュリは影でそっと全体を締めて纏めています。

シェリー(2005年版)は悪く言えば色んな香りがとっちらかってる、良く言えば表情豊かでユニークな香り。
香りの統一感で言えばこちらのほうが統一されていてシンプルで品があります。

つけ過ぎなければ高級石鹸なような香りです。
エスティーローダーのプレジャーズ(香調 シアーフローラル)にマンダリンの深い甘さを足したらこんな感じかなって思いました。

なにかに雰囲気似てるなあと思ったら、もしかして昔バブルの頃に流行ったという、ディオールのタンドゥルプワゾンかもしれないです。(緑の透明感があるボトルに透明キャップのもの)
あくまで雰囲気が似てるだけですが。
母の昔のもの(劣化はほとんどしてなさそうです)を嗅いだ感じ甘い柑橘系が香るあたりや、ムスクの石鹸ぽさの雰囲気は似ていました。


画像 ／ ミスディオール オードパルファム (製造2016年)
リボンに付けたリングなどは私物でアレンジしたものです笑

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