宝島社 / BEAUTY DICTIONARY ~医師が教える正しいスキンケア大全~ 口コミ

クチコミの内容はネタバレを含みますのでご注意ください。

医師監修のスキンケア情報サイト『スキンケア大学』の知識をまとめた書籍です。
スキンケアに興味があるけれど、デジタルディバイドもある方には特におすすめです♪

ちょっと肌の調子が悪いな〜
でも病院にかかるほどじゃないんだよな〜
そんな時に役立つ書籍だと思います。
読みながら、これはセルフメディケーション(※)の資料としていいかも…と思いました。

※自分で自分自身の健康管理をすること。
軽い病気ならば自分で治してしまおう♪という考え方。
そのためのアシストが『セルフメディケーション税制』です。

医師監修ですが、一般人にも分かりやすい言葉で説明がされています。
文字は小さめですが、写真・図・イラスト・資料などが多く読みやすいです。
巻末にキーワードの逆引きインデックスがあって事典的な使い方も可能。
肌質別・年代別のケアのヒントなどもあり、情報満載です。
情報の重複もありますが(苦笑)

記事の割合は
フェイシャルスキンケア5:美容レシピ2:ボディケア2:ベースメイク1くらいかな。

商品やブランドなどの実名が登場しないため、ステマ感は殆どありません。

化粧品は『素敵なパッケージに香り、テクスチャー、ブランドネームの優越感や満足感など、自分にお金をかけているという満足感を味わい、楽しむもの』だと本気で思っている人などにも是非読んで頂きたいと思います(苦笑)

●肌の基礎講座 肌の基本の「き」
●肌タイプ別講座 自分の肌に合ったケアをしよう
●肌のお悩み別講座 正しいケアでトラブル撃退
●スキンケア最前線 最新情報できれいのワンランクアップ
●ボディケア講座 ボディパーツのケア方法をレクチャー
●美肌レシピ
●美肌コラム

P21/皮膚常在菌の記載がありませんねぇ…とか、
P30/バリア機能の説明をしておいて「角質層の奥までしみ込んでね」って、
なんか矛盾してませんか？とか、
P36/外からの保湿も大事ですが、こんな水ぶくれ保湿(過保湿)ってどうなの？
コスメに依存するのではなく、バリア機能を鍛えて肌の内側から自ら潤うチカラをつけないと、本当の美肌とは言えないと思いますが…とか、
P48.49/乳液やクリームには乳化剤が含まれるから純オイルの方がいいんじゃないの？とか、
P83/肌トラブルを起こしてしまった際、使用していた化粧品の成分をメモしておき、
次回の購入時から気をつける。学習能力がある人なら普通にやりそう…とか、
P84/クレンジングは乳化剤を含まない純オイルの方が自分には合うんだけどな…とか、
P221/アミノ酸系シャンプーを推奨しているけれど、地肌に合わないんだよね…とか、
P229/これは背中ニキビの原因を先に説明しないとダメでしょう…とか、
★コスメは肌にとっては異物なんだから、接触性皮膚炎になる可能性がある。
基本は自分の肌に合う(肌が無理なく我慢できる)コスメを使うことが前提だよね…とか、
★そういえばアトピー・疣・稗粒腫・ネイルなどに関する記述が無かったな…とか。
ツッコミ所は満載でしたよ(苦笑)

詳細はこちら
読書備忘録:医師が教える正しいスキンケア大全　スキンケア大学
https://www.cosme.net/beautist/article/2121426

では減点法で評価してみます。
役に立つ(であろう)情報がたくさん載っていて事典として使える。勉強(復習)になる点で★7
大きな本屋でも在庫が無いため取り寄せor通販でないと手に入りにくく、購入前に試し読みが出来ないこと、また「肌には・髪には、○○の成分がいいですよ！」的な表記のそばに補足フォローが無く「えっ！その成分、自分には既に合わない(ことがわかっている)んですけど…」と読者が疑問に思った場合を想定しているとはあまり思えない点で★6としました。

第2弾がもしあるならば、中級者向きの内容(優しめ専門用語がちょこちょこ出てくる的な…)でお願いします(礼)
正直、初心・初級者向けの書籍はもうお腹いっぱいなんです…。
(猫野調べ 世間の書籍出版分布 : 初心>>初級>>>中級>上級者向け)


A5サイズ
全239ページ
ソフトカバー
2016年10月8日 第1刷発行
ISBN:978 4 8002 6117 5
定価:1200円+税

管理用:2016/10/31 17:56:31　1-2-0
食事＞睡眠＞運動＞化粧品
30年前から「化粧品で肌は美しくなりません」朝日新聞の記事(平野卿子)

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