アテニア / ウインターコフレ エンパワービューティ 口コミ

コフレのコストパフォーマンス、単純なお得感に関しては星６以上です。
いわゆる、質と量とそれぞれに分けて評価するならば、量の部分に関しては高評価。
美容液のプライマーショット現品が入っており、その他にも化粧水、洗顔料が付属、
高価格であるクリームもミニサイズですが付いています。

ただ、コフレ全体の質という面をジャッジすると辛口評価に。
以下、その理由を詳しく記します。

今回のコフレのメインアイテムであるプライマーショット。
グリセリン特有の粘度、ぺったりした被膜感が最後に残ります。
乾燥肌の方には良いのかもしれませんが、そうでない私は後の肌のネチネチした感触が
どうしても気になってしまいました。

化粧水の入り・馴染みが良くなるといった手応えは不明。
ただ、このぺったりと覆う感触が、水分の揮発を防いでいるのか、
肌が乾燥せず潤うことで、肌色の明るさが続きツヤも出ます。

と、このように塗布直後はとても肌の調子が良く、きめも整ったように見えるのですが、
少し時間を置くと、液体水のりが乾いた後のようなテラテラしたツヤが不自然でも。
そのため、肌を根底から変える・整えるというよりも表面的な印象を受けました。
個人差もありますので、乾燥肌でない私の個人的な感想です。

そして、「これはいかがなものか」と思ったのがモイストトリートメントローション。
成分を見れば解りますが、既存のエクストラモイストローションとそっくり同じ。
違いはヒアルロン酸、ユズ果実エキスが少し配合されている点。
過去のコフレに、香り付きエクモイが含まれたことが何度もありますが、
その際には商品名を別物とせず、エクモイの限定版ですと紹介されていました。

ですから、消費者も「ああ、既存のエクモイに香りがついた特別仕様なのだな」と、
納得し承知した上で購入使用していたわけです。

コフレを購入される方の中には、既存のエクモイが合わない、苦手という方もいるでしょう。
しかし、このように全く別物を装った大仰なネーミングでコフレに入れられると、
過去にエクモイが合わなかった経験がありながら、全然違うローションだと誤解し、
知らずに購入される方が出てくるのではないでしょうか。

数年前にも、1月に新発売する予定の化粧水を、コフレ限定品であるかのように装い、
一切の周知なく、容器や見た目は変えてコフレに組み入れたことがあります。
一度ならず二度目。二度あれば三度目が出てくるのではないかと思うのは考えすぎでしょうか。
しかし、まだ前回の場合は新商品であるだけマシかもしれません。
今回は、ほぼ既存のエクモイと同じものを入れながら誤解を与える点が、
エクモイが肌に合わない人への配慮に、あまりにも欠けていると感じました。

化粧品が肌に合わないというのは辛いものです。
鎮静するまでに時間が掛かったり、しばらく皮膚科通いになったり、
一度の肌荒れがきっかけで敏感肌に転び、長く調子を損なってしまうこともあります。

幸い私はエクモイで異常は出ませんが、これだけとろみが強めの化粧水というのは、
合う合わないが、人によって極端にハッキリ分かれるものです。
ヒアルロン酸を加えたことで、ロート製薬の極潤のようなぺったりした使用感です。
せめて、既存のエクモイがベースになっていることくらいは周知した方が、
ファンケル系列のメーカーですし、安全に配慮すべきではなかったかと思います。

インナーエフェクターはインエフ専用の商品ページでクチコミしておりますので割愛。
こちらは新旧の対比も交えて記しています。
簡潔に言えばマイナーチェンジであり、肌へ大きくはたらきかける有効成分については、
実感として大きな変化はないといったところでしょうか。
あくまで個人的な感想です。

洗顔料のホットジェルは、可もなく不可もなく。
じんわりと温かくなりますが、ニジャッと粘り気のあるジェルなので、
洗い流しの際は、根気よく良くすすぐ必要あり。
ぬるま湯でも完全に洗い流すまで時間がかかりました。
肌が特に明るくなるとか、ざらつきが取れるといった手応えはありませんが、
限定品であり、朝の洗顔が新鮮な気持ちで楽しいというのが最大の魅力かもしれません。

シートマスクがコフレの中で一番良心的で優秀だと感じました。
こちらはシートの形状や感触も良く、肌にみっちりと密着させられ、
たっぷりの美容液でパックできます。

今年からオマケ品も廃され、より中身にこだわったコフレへとシフトされたのだろうと
そう思っていましたが、限定ローションの件が非常に残念です。

使用した商品

• 現品
• 購入品