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マチルド・ローランの柑橘フレグランスの傑作と言えばゲランでのクリエイションのひとつである「アクアアレゴリア パンプルリューヌ」だ。1999年のシリーズのローンチ以来、ハーバフレスカとともにラインナップから外されることなく販売され続けている。ゲランのパンフレットにはマチルドのマすら載ってないけど(載ってるのはマリー・サラマーニュのマだ)。この「レゼピュールドゥパルファン ピュールキンカン」もパンプルリューヌに負けず劣らずの柑橘フレグランスの傑作だと感じている。
いつものようにfragranticaを見て、どれどれ下調べ…と、
ノート:キンカン
これしか記載がない。
マジでピュアなキンカンだとでも言うのだろうか。
恐る恐る薄黄色のジュースを付けてみる(着色料ではない)と、まず拡がるのは甘みのあるシトラス。まさしくキンカンの香りだ。そりゃ名前がピュールキンカンなんだから当たり前だろ、という感じだが、そうとしか言いようがないのだ。よくトップに配置されるベルガモットやグレープフルーツのような酸味が勝ったシトラスではなく、酸味、甘さ、そしてほろ苦さがほどよくミックスされている。
五分もすると酸味は飛んで、後にはしっとりした甘さとキンカン特有の少しビターな香りが残る。このまま香りは減衰していき、持続は四時間ほど。酸味が消えてもキンカンのみずみずしさはしっかり感じられ、その質感が崩れることなく続いていく。これはすごい。
フレッシュなシトラスを売りにしたフレグランスは数あれど、ドライダウンがムスキーやウッディに転んでいくものが多いが、この「ピュールキンカン」は最初から最後まで、ひたすらにキンカンの香りを貫く。まさにピュア・キンカン。名前に恥じない香りだ。やっぱりマチルド・ローランの作るシトラスは素晴らしいと再確認するに至る香水だ。
シトラスがお好きな人に強くオススメする。
ノート:キンカン
調香師は、マチルド・ローラン。
(fragranticaより)
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