アテニア / ルージュ ルミアル 口コミ

旧品に比べて、色持ちが格段にレベルアップしたこと、色展開が絶妙。

50代になると、肌と同じく唇も多少くすみが出ます。
また、若い頃と同じような淡いカラーの発色が今一つハッキリと色が出ず、
淡い口紅だと他人からは判りづらい、まるで何も塗っていないように見られることも。
顔色が悪く見える時も。

かといって、あまりにハッキリ濃すぎる発色は口元だけが浮いてしまい、
これはこれで違和感しかなく、やたら派手で顔全体の印象にミスマッチということも。

また、口紅は滑らかで保湿力がないと荒れやすい体質。
ツヤがなくマットだと、どこか疲れたようでもあり、表情も固く見えてしまいます。
この辺は若い人ではあまり感じない悩みかもしれません。

ところが、この口紅はこういった何とも悩ましい問題をあっさり解決。
保湿力があり綺麗。

イエベ秋の私に合ったのは3色。

＜21番＞
このシリーズの代表的な、いわゆるメインカラーになると思うのですが
塗りたてはやや濃いめのオレンジ系レッドベージュ。
塗ったばかりの時は、少し濃すぎるのではないかと思うようなかなりハッキリした発色。

ですが、そのままティッシュで押さえもせず放置していると、少し経つと色がしっかり固定。
落ちにくくなります。
この時点で、派手な口元ではなく、程よく落ち着きつつ明るさもあるという具合。

飲食をすれば少し落ちてしまいますが、マスクをして普通に過ごしている分には
あまり色落ちも気にならず色味は健在。
ちゃんと唇に色が残っているので、顔色も良く見えたまま。
飲食後も一気に素の唇になるのではなく、赤味やオレンジっぽいニュアンスがそのまま。

とにかく、朝これでメイクすれば後の不安が少ないと感じました。
忙しくてメイク直しできなくても、旧品のように素に戻っていることはないです。
飲食後も多少落ちますが、気になるほどではなく。

女子会、ランチ等では、食事後もしばらく流れでコーヒー片手にお喋りを続けますが、
あの化粧直しもできない無防備な時間帯に、21番だとちゃんと色が残っているので安心。
完璧に残っているのではなく、良い感じに薄れてナチュラルな赤味のある口元になっています。
唇がスッピンに戻っていることがないのでずっと顔色、肌映りの良いまま過ごせます。

＜24番＞
ナチュラルで優し気なピンクベージュ。
どんなメイク、服装とも合う万能カラー。なんとなく可憐な雰囲気、清潔感のある印象。
こちらは休日や、ちょっとした塗り直しに便利。

21番と比べると、塗りたては24番の方が発色や顔映りも良く、
気に入った3色の中で最も若く見えるリップですが、残念ながら色持ちが他の2色より悪く、
気を付けないとスッピンぽくなってしまいます。
反面、直塗りしようが重ね塗りしようが美しいツヤと肌になじむピンクベージュのおかげで、
全く口元が浮かず、それでいて肌全体が綺麗に見える効果あり。

短期戦では24番、長期戦では21番といったところ。
状況に応じて使い分けるのが一番ですね。
とにかく気軽に使える色なので、3色の中で最も減っていくスピードが速いです。
ヘビロテしやすいカラー。
新卒で働き始める方にもおすすめの色。

＜25番＞
ローズ系はあまり使ったことがないので不安でしたが、使用すると非常に使いやすく、
また、年齢肌に合わせやすい赤味カラーだと感じました。
落ち着いた赤なので肌馴染みも自然。
自然な唇の赤味が、もう少しだけ深みと濃さを増したような控えめな主張。

きちんと感もあれば、肌に馴染みきるナチュラルさもあり。
色持ちは21番のほうが良く感じましたが、25番のこれもまずまずでした。
ただ、21番は飲食後も顔の印象が明るく見えるような赤味をキープしているのに対し、
こちらは少しくすんだ色味になってしまうので、会食がメインのお出かけには
私は25番より21番の方が良いと感じました。

しかし、25番はとにかく押しが強くないのにきちんと感もある色なので、
飲食後にしばし化粧直しもできず放置されるシチュエーションでもなければ、
仕事でも何でも使いやすく、服装や季節も問わず無難に合わせやすいカラー。

こんな感じで3色ともそれぞれ気に入っており、常にポーチにはこの3本が。
軽い塗り直しなら、ベースが21番でも25番でも強引に24番を重ねることも。

このシリーズは素のくすみをカバーして発色の再現度が高く優秀。
大変気に入りました。
注意点は手の甲と唇では発色が全然違うこと。
実際に唇に塗らないことには判断が難しいです。

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