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クチコミ
フューチャリスティックでありながら、往年の名香のような顔付きをした、なかなか独特な香りです。
ミルラは和名では没薬。ミイラの保存にも使われているほど殺菌作用が強い、薬用にも使用される樹脂の香料です。
ギリシャ神話では王女ミュラの涙と言われているそうな。
時間の経過とともにコロコロと表情を変える香水で、セルジュルタンスのサイトでは、この香水に関して、
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"Forgive this fragrance, because it knows not what it does! "
この香りを許してください、それが何をしてくるかわからないので!
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という説明書きから始まります。
トップノートは、マンダリンと、ナッティーなアーモンドと、ミルラの香りが、アルデヒド過剰な超絶パウダリーな香りとともに押し寄せます。
洗濯機の泡のようなシュワシュワした印象もあり、清涼感も感じるトップです。
そんなトップも、20分ほど経つと、アルデヒドが程よいパウダリーな香りに落ち着き、マンダリンやジャスミン、スパイシーな香りがほんのりと顔を出してきます。
ゲランのシャリマーやCHANELのNo5°を思い出すような、名作香水的なトンマナの香りです。
そしてラストノートは、バニラや蜂蜜、ムスク、アンバーの甘い香りが顔を出し、クリーミーなでエキゾチックな甘い香りに変化していきます。
初めてつけた時は、トップのパウダリーさからの香りの変化の振り幅にびっくりさせられて、正直苦手かも…と言う印象でした。
春の晴れた湿度の低い日に、この香りを嗅いだ時、「あ、この香り、ものすごく綺麗な香りだ」と気付いたので、もしかしたらカラッとした気候の時に使用をした方がいい香水なのかもしれません。
CHANELのNo5°や、ゲランのシャリマー等のクラシックな名香系の香水がお好きな方なら、この香水も好きなんじゃないかなと。
とはいえ、このラ・ミールはかなり好き嫌いが分かれそうなので、試香をせずに買わないほうが良い香水だと思います。
残念ながら、パレロワイヤルのベルジャーボトルでの販売で、日本国内では嗅ぐことができない香水です。
フランス旅行の際、パレロワイヤルで試香をして、そこで購入するかの判断をしていただくのが、ベストかなと思います。
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