ブルガリ / ブルガリ　クリスタル　パリ 口コミ

フランス在住の頃、パリの蚤の市で購入。今でも覚えているのは、このフレグランスが古ぼけた木製のテーブルの上で、アンティークの指輪や時計と一緒に、パッケージなしで売られていたこと。興味を持った私が思わず手に取ると、店主が「それはブルガリのクリスタルという香水だ。昔は結構売れてたよ」と。確かにブルガリはクリスタルでも有名（エキセントリカやトンドなど）。瓶自体には「BULGARI PARIS EAU DE PARFUM」とのみ記されている。どう見てもかなりのレア物。おそらくこれはブルガリが自社のフレグランスラインを今のようなティーベースに決定する前に、自社のクリスタルウェアをイメージして創作したもの。それもイタリア製でなくフランス製。肌にまとうと、トップは柑橘系（ベルガモットか）が香り立ち、ミドルは花々（フリージアも）とフルーツが広がり、ラストはウッドで締め括られる。全体的にはYVES SAINT LAURENTの「CHAMPAGNE／YVRESSE」のような甘酸っぱさも持ち合わせている。やや濃厚なイメージ。今のブルガリラインとは一線を画している。「BVLGARI FEMME」が登場する以前に、このようなフレグランスが存在していたとは！今は絶対に廃番。残念ですね。

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