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クチコミ
エルメサンス4種のうちの1本です。15mlサイズを使用しています。
カラメルや蜂蜜、バニラのこっくりした甘さに、焦げたカラメルの苦みがほのかに感じられる、グルマン系なのですが、甘苦さの奥から、琥珀を燃やした煙が静かに細く立ち上るような、そんなスモーキーな香が、静に漂ってきます。
アンバー(龍涎香)はマッコウクジラの腸の分泌物(!)ですが、琥珀を燃やした香がこの龍涎香に似ていることから、琥珀がアンバーと呼ばれるのだとか。
とても官能的な暖かさを感じるのに、どこかにストイックな張りつめた空気も感じられます。琥珀を燃やして宗教儀式に使うともいうので、そんな東洋の寺院の粛々とした光景とも重なるのでしょうか。
甘く官能的な香ですが、むせかえるような生々しさではないです。むしろ、抑制した中からそ〜っと官能性が忍び出てくるというのでしょうか。密封した箱のほんのわずかな隙間から、ゆらゆらと煙がたちのぼってくるようなイメージです。
決して媚びないのにセクシーな、スルタンの後宮に住む、誇り高い寵妃、といった映像が浮かびました。
エルメサンス4種の中では、一番複雑な香だと感じましたが、ストレートな甘さではないので、控えめにつければ、オンタイムでも大丈夫そうです。
ブラウン系のツイードのクラシカルなスーツにあわせると、嵌るように感じています。
理知的な大人の女性がつけると、すご〜〜くステキなのではないかと思われ、まだまだ修行が足りない、色気もなにもない私には、とてもつけこなせないのですが、それでも、かなり背伸びしてでも使っていきたいと思っております。
暖かみがあるので、季節的には、「冬」が似合います。日本の夏には、かなり重く感じられるのではないかと…。
残香性あります。
セクシー系、スイート系にもチェックをいれましたが、フローラル系の香のそれとはかなり印象が違います。
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