エスカーダ / マグネティズム フォー メン オードトワレ 口コミ

Michel Almairacが、とっても面白い香りを創ってくれました。個人的にはあまりEscadaの香水には興味がなかったのですが、Magnetismはその概念を覆してくれました。シュッとつけた瞬間、まず香るのは、なんかgrape（葡萄）味の小児用咳止薬に炭酸を加えたよう、ちょっとsyntheticなfruityです。また、gin tonicのような大人のalcohol臭も鼻につきます。あまりgrapeっぽく立ち上がる香水は意外と数がないので、特に素敵な香りとはいえませんが、面白いtopです。不思議なのは、つけてから15分後、香りがすっかり消えてなくなくなってしまうんです。てっきり「あれっ、eau de toiletでなくてeau de cologneを買っちゃったのかな？」とボトルの表示を確かめたくなるような展開です。しかし、そんな落胆を越えてすっかりつけたことすら忘れた数時間後、肌からなんとも言われぬsensualな香りがジワジワ香っているではありませんか。どうやら、cedarwoodのmasculine woody、sandalwoodのmysterious、amnberのsweet、muskのsexyが絶妙なバランスで混ざった香りです。そして、なんか妙なspiceがこのバランスに貢献しているような印象を受けます。色々調べてみたところ、どうやらschinusという一種のpepperが入っているようです。このschinusはaphrodisiac（催淫剤）として用いられることもあるspiceだそうで、これらのsensualな香りがいつまでも（決して鼻につくよう嫌味がなく、あくまで柔らかく）肌の上でいつまでもいつまでも残ります。確かに、magnetic！これは結構、いったん使われ出して、その凄さが膾炙されはじめたら、一気に流行りだしそうな傑作です。

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