クレ・ド・ポー ボーテ / トゥッシュシュブリム 口コミ

コレクチュールリサンで懲り懲りしたのに、
どうしても試してみたかったんです。　
本当はコレクチュールリサンは「部分用ファンデーション」であって、
トゥッシュシュブリムはハイライターみたいなもんみたいだけど、
光り拡散で肌を綺麗に詐欺ろう、みたいなコンセプトは似てるから、
私にとっては同カテ。

先が太めの平たいナイロン筆になっていて、
お尻をノックすると、光沢のある白い滑らかな液体が出て来ます。
少しピンクがかっている気がするけど、後で手の甲で見てみたら、
なんとなく私はゴールド寄りに光るような気もするのですが。
ゴールド転びの方が、肌に馴染むから？実際、よく馴染みます。　

店員さんは言いました。
「ヒアルロン酸が配合されているので、ケア効果もあります。」
私はつい、鼻先でんふっと笑ってしまいました。
鼻先で笑ったのがバレると気を悪くされそうだったので、慌てて、言葉を探しました。
新製品だし、資生堂ならではだから、
「そうなんですか。ヒアルロン酸はアセチルヒアルロン酸ですか？」という質問をしました。

「アセチル・・・？」
しばし沈黙の後、いけない質問しちゃったのかと思いましたが、
忘れた頃に、
「これのヒアルロン酸はアセチルではないです。」ときっぱりと言われました。
「あ、そうなんですか。」とだけ言っておいたけど、
家で成分表を見ると、
「アセチルヒアルロン酸Na」と表示されていました。
なんだ、あのきっぱりした答え方は。
ひょっとして、そもそも資生堂の専売成分名を知らなかったのかよ・・・。
適当に答えるなよぉ。
否定しちゃうなんて、よくない。
私は本当はこんなもののヒアルロン酸がアセチルかどうかなんて、
あまり興味がないのに、思い付きでいけない質問しちゃったみたいでバツが悪かったわ。

ファンデーションの上から適当に塗ってみると、
テカテカ光らない、生体らしい静かな光り方をします。
コレクチュールリサンみたいにカコカコにはならず、
ケア効果は疑問だけど、ちゃんと膜になって貼り付いて、
ツーンと肌が締まる様子なのに、引きつりはない感覚です。

光沢を残したまま、すぐに乾くので、
表面はサラサラにるから「濡れツヤ」ではなく、マットなツヤです。
エレガンス同様、オトナの嗜みを感じる出来具合です。
面白みもハジけた楽しさもないけど、本来、オトナはこうあるべきな賢明さを感じます。
大変に退屈ではあります。　

本当は頬の高い位置から眉山の下、つまりCゾーンと、鼻筋とアゴ先に塗ります。
そして筆に残った分を、目頭と口角と唇の山に塗ります。
要するに本当は「高いところを高く見せる」ための使用です。

私はそのような余計な立体感はババァには不向きだと思うので、
場合によってはコケてやつれる部分に塗ろうと思います。
そのような使い方には、濡れツヤではないのでワザとらしさがなく、
使いやすいと思います。
もしくは、若ブリブリに頬の高い位置に塗ってテカテカさせようかな。
目の下の三角ゾーンの肌を綺麗に見せるのにも使えると思います。

これはまぁ、このように長所もあるけど、あまり強い価値は感じなかったです。
これがなくちゃ困る、というほどではないという意味です。
使い忘れても、どうって事ないです。　
リピートまではしないと思います。
あってもなくてもいいや、というのが本音。

ケースがレブロンやケイトみたいに安っぽくてもいいから、
1,800円だったら、もしかしたら思い付きでまた買うかも知れない。
そんな価値感。
夢のないコメントで申し訳ないです。　
でも、人によっては、私なんかよりずっと大きな価値があるかも知れないです。
単に私の主観です。　

使用した商品

• 現品
• 購入品