アニックグタール(海外) / ガルデニア パッション オードトワレ 口コミ

香水は気が向いた時につけるものという感覚だったので、量り売りで二度ほど購入しました。EDTです。

多くの方がクチコミされている通り、雨の日の埃っぽさ、土臭さをまとった梔子の香りがします。
ペンハリガンの「エレニシア」を室内に飾った梔子の香りに喩えるならば、「ガーデニアパッション」は庭の梔子の香りです。
本当に、梔子の咲く庭――和風庭園、洋風庭園、街角の公園、なぜかどこにでもあてはまる気がする――そのものの香りがします。

その癖を、雑味がある、洗練されていない、などと感じる方もいらっしゃるとは思いますが、私にとってはこの癖こそが、他のガーデニアの香水にはない魅力に思われ、より、この香水に心惹かれてしまいます。

私の肌だと甘さが強めに出るのか、甘くて濃厚な香り＋苦味という印象です。
香水をつけていてもあまり人に気づかれない私ですが、この香水をつけている時は（「いい匂い」という好意的な受け取り方ではありましたが）気づかれましたので、香り方はEDTでも十分だと思われます。
モチに関しても、ついお風呂に入らずに眠ってしまった日の朝方に、つけた箇所に鼻を近づけたらまだ香っていたので、わりといい方なのではないでしょうか。

濃厚で癖のある香りなので、オフィス向きではないかもしれません。
とはいえ、花そのものの香りなので、量を調節すれば大丈夫だとは思います。
個人的には、6月から夏にかけての、水分を含んでもわっとした空気の中で纏いたい香りです。（なおさら量の調節が難しくはなりそうですが…。）
でも、冬の空気にも似合いますので、春を除けば年中使える香りだと思います。
クラシックな黒いコートを着ている女性に似合いそうなイメージです。
次回はぜひ現品で購入したいですね。

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