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和製プワゾンとは非常に言い得た表現だと思います。ある時は西洋的な、不遜なまでに自信に満ち溢れたゴージャスな女性が現れたと思ったら、別の瞬間には東洋的な、しなやかでなよやかで柳のような神秘的な女性が現れます。東西両の要素の混在を醸し出すと同時に、ある任意の女性の内の多面性を表現しているとも取れるとても複雑な香りで、それなのに奇を衒っている印象は全くありません。なんと申しますか、どこか懐かしく、内に馴染む香りなのです。
何でしょうね。何だか次から次にイメージが沸いて来る香りです。東洋的な様式美に満ちた朱塗りの古典的な建物、妖艶な美しい女性の誘惑的な力強い目元、美しい和装の着物から覗く白い肌、洋風のエレガントなドレスを纏った魅力的な女性の見事な肢体、その他いくらでも何とでも。
また、離れて感じる香りは華麗なのに、近付いて嗅ぐと落ち着き払っているような中庸で醒めた香りがします。風に揺れるイネ科の草や柳の木のある風景や、余分な音のない古来の暮らしが見えて来るような。不思議ですね。妖艶なのに、森閑とした禅の要素もあるのです。ですからまだ探り切れていません。何だか深過ぎて怖いですね。
イメージを女優に例えるなら、京マチ子さんが相応しいのではないかと思います。沙棗というのは中国の花ですね、彼女は楊貴妃も演じられたことがありますし、ぴったりではないでしょうか。この方は本当に不思議な方で、ある映画ではこれ以上ない位に東洋的な平安顔に見えたと思ったら、他の作品ではエヴァ・ガードナーそっくりに見えたりします。何なのでしょうね、本当に不思議です。東洋の静謐な美と、西洋の肉食的な華美さと、その両方を見事に表現なさる方ですが、そのどちらを演じても常に、そんじょそこらの者には真似の出来ない、凄艶な妖婦の魅力を醸し出す稀代の女優です。
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