ゲラン / シャリマー パルファン イニシアル ロー オーデトワレ 口コミ

気分としては☆5〜6つくらいなのだけれど、「まずまずです。なかなか良くできてます。好感度あり」という評価がまさにという感じなので☆4つで。



職場へ行くのに足取りが重い。お気に入りの香りでもあれば憂鬱もまぎれるかと思うけど、疲れ気味の時にはサムサラの甘さもちょっとしんどい。気分転換も兼ねてゲランのカウンターへ。

職場使いなので軽めの香りを希望すると、アクア・アレゴリアのシリーズを勧めて頂いたが残念ながら好みではなく。サムサラが好きだという話をすると、勧めて頂いたのがシャリマーのトワレとこちら。（おそらく年齢もあるのだろうが）シャリマーの方が似合うと言われたものの、こちらを購入。



香りは確かにシャリマーのシリーズとしてではなくともいいような気がする。水のような軽やかさであれば、それはシャリマーとは違うと思うから。

けれどこの香りが今は気に入っている。

トップは少し尖った感じで青さも感じる。みずみずしい青二才。このトップがなかなか好きだ。それに続くのは柔らかな甘さ。バニラなのだろうが甘ったるくはない。大人の女性への憧れを感じるパウダリーな甘さなのだがそこは憧れ、可愛げを感じるパウダリーだ。軽いわけではないけれど重厚感はない、まさしく「L'EAU（水）」。この柔らかい甘さがなんとなく「肩の力を抜いたら？」と言ってくれているような気がする。

ライトフレグランスでは物足りなくなってきた方がより良いものを目指す過程での入口のような香り、というあたりが狙いなのだとしたらなかなか良く出来ていると思う。

私にはおそらく若い香りなのだと思うけれど、その重厚ではない柔らかさに今は救われる。若い方が使っていたら素敵だなと思いつつ、いい歳になった私もまた、肩肘張らずにいたいのだ。

持続性もなかなかだし拡散しそうな香りなのでつけ方には注意したいが、変化に富んでいて使っていて楽しい一本。最近はこのツンデレな小瓶に励まされたり慰められたりしています。

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