- クチコミ 264件
- 注目人数 人
- 購入者のクチコミで絞り込む
クチコミ
私が持っているのはオードジョイ(ジョイのEDP版)ですが、此方に口コミさせていただきます。
1955年発売。
調香は2代目アンリ・ジブレ。調香したのはオードジョイを含めた2作品のみで夭折されました。
パルファム濃度のオリジナル「ジョイ」は1930年発売。
こちらの調香は初代専属調香師のアンリ・アルメラス。
世界恐慌の最中、社長のジャン・パトゥは一言……「良いものを作れ」。
そもそも原材料の調達すら難しい時代でしたので、アルメラスはそうとうな試行錯誤を繰り返したと思います。
でも全部ボツ。アルメラスとうとうキレて強攻策に出ます。
精油を限界まで使ったレシピをパトゥに叩きつけました。
「これでパトゥも黙るだろう」とアルメラスは思っていたのですが、なんとそれが通ってしまったのです。
アルメラス、自分が作っておいてその原価の高さに震えていたのだとか(笑)。
合成ムスク以外は全て天然香料、全て最高級のもの。
“世界一高価な香水”という挑戦的なキャッチフレーズを掲げたジョイは、今でもシャネルの5番に次ぐ売り上げを誇ります。
香りは一言で言いますと“花束”です。それも両手でも抱えきれないほどのたくさんの美しい花々を束ねたもの。生花の香りそのものと言っても過言ではありません。
その花束に顔を埋めた時の“喜び”なんでしょうね。
オードジョイは濃度が少し薄くなっていますが、充分花の香りを楽しめます。
主軸となっているブルガリアンローズとグラース産ジャスミンの競演はとても美しいです。
私の肌の上ではややブルガリアンローズが勝っていますかね。
生花の香りですので、どの年齢層の女性が付けていても違和感が無いところもこの香水の良さだと思います。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
この商品を高評価している人のオススメ商品をCheck!
戻る
次へ
ジャンパトーについて
メーカー関係者の皆様へ
より多くの方に商品やブランドの魅力を伝えるために、情報掲載を希望されるメーカー様はぜひこちらをご覧ください。詳細はこちら