ディオール / サンク クルール 口コミ

【追記】何度ものこのこ現れて申し訳ありません。本色番は供給数の極端な不足があったようですが…。本日立ち寄った北摂の郊外店では在庫があり、全店完売というわけではなさそうです。まだ入手できる可能性は大いにあると思います。

＊以下、2016/2/23のクチコミ＊

136ライラックライト。薄暮・逢魔が時を思わせる(夜明けではないですね。夜に向かっていく時刻のイメージです。薄闇で青・紫系の色がプルキンエ現象を起こして妖しく浮かびあがる、あの時刻の。)、春ものとしては妙に寂しげとも思える色調のパレットですが、画像を見た瞬間にものすごい吸引力を感じました。元々、ラベンダー系はとても好きな事ももちろんありますけど。
先行販売している店頭(梅田阪急)で色と質感を検証してこれは間違いないと先日購入しました。抑えと華のバランスが実用的かつ美しいです。
サンクの購入って、いつ以来かというほど久しぶりですがこれは購入して本当に良かった。

【色・質感】
白＋低彩度の紫の明暗3色、アクセントとして大き目ラメぎっしりの、酸化してわずかに黄味掛かった古美のシルバーのような色。
アンダートーンとしてはクールですが、色相としては温度感が無い中性色と無彩色なので、
季節も関係なく使いまわせるのも魅力です。

ほぼマット3色→左上(ラベンダー)、右上(ホワイト)、右下(鳩羽鼠)
シマー2色→中央・ラメ小粒(グレイッシュラベンダー)、左下・ラメ大粒(古美シルバー)
ラメはいずれもギラギラしすぎておらず上品です。
(※パレット色名が、ライラックなのにわざわざラベンダーと表記してすみません。笑。
私にとってはライラックと呼ぶのはピンク寄り淡紫のイメージで、本パレットのような「青赤均等淡紫」はラベンダーなのです…でも色名としてのライラックやラベンダーにはっきりとした色相範囲の定義はなく、一般にはもちろん本品のような色合いもライラックと呼びます。)


色と質感の組合せで気分やシーンによって色々と使いまわせそうです。
最大限抑えを効かせた仕上がりにするならマット系3色のみで仕上げてもいいし、光輝を足したい場合も光輝の強さが2段階選べる。
無彩色＋低彩度同系複色＋実際には色がほぼつかない後載せ用ラメ、なので、捨て色が非常に出にくく、初心者から上級者まで誰でも来い的な使いこなしやすい多色パレットだと思います。
もちろん一度に全色は載せる必要はなく用途に合わせて3色選ぶ位で充分な仕上がり。

このパレットはかなりの線でブルーベース夏向きに該当します。現行シェード群の中で夏向きの色番は他にもあるとは思いますが、夏向きパレットは全体からすると率的にほんと少ないので、発売されると、しかも全体の組合せが好みだと、「おっ、やった！」と無駄にテンション上がってしまいますね。外資パレット全般、ブルーアンダートーンパレットはブルーベース冬向きの色調が多いですし。いうまでもなく、本国ではやんわりソフトな色より押し出し・主張の強い色が好まれるんでしょうね。ですので、これいけるかな〜、と思ってもいざ付けると高発色もあいまって派手すぎるパターンが多いです。
たとえばサンククルールデザイナーの方ではありますが「808　パープルデザイン」などはその典型で、一見ソフトなパステルピンク〜パープルのように見えて実際タッチアップしてみれば鋭く澄み過ぎた色あいが取ってつけたみたいに浮きまくり、まったく今時感も無く(あくまで私が付けたらですよ)、クレンジングで落とすまで冷や汗もので外を歩いた事があります。あれは「インテンスパステル」とでもいうべき、アイシーで、きわめてクールな、ブルーベース冬の方にとても映えるであろう色調でした。
まあそんなわけで、特に色モノはブルーベース向き・イエローベース向きで単純に2分できるものではないと常々申している事にも絡めての参考情報でした。

尚、粉質・モチなどは当然というか問題なし。
アディクションのアイプライマーの助けももちろんありますが。
いつも心配な瞼カブレについては、大丈夫でした…良かった。
但し、タール色素、黄4・青1は含有。

それにしても口紅の方は、明るくポップで多幸感のある色が今季はツボなのですが、
アイシャドウとなると真逆になるのがなんだか不思議です。
でもまあそれがバランスというものでしょうか。
そういえば昨年同季に購入した春物シャドウ、オーブクチュールのブライトアップアイズのパステルパープルが極めて「夜明け的色彩」だったのとも好対照です。

同日中に追記)初稿にて、「鳩羽鼠」の位置を、誤って「左下」と書いておりましたが正しくは「右下」ですので編集にて訂正済みです。失礼いたしました。

使用した商品

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