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クチコミ
シンプルスキンケア 前田京子
※クチコミにはネタバレを含みますのでご注意ください。
過去の話になりますが、「市販の化粧品が肌に合わなくなってきたな…」と感じるようになったのは、私が20代後半くらいの頃でした。その頃あたりから必然的に手作りコスメへの興味が出てきたのです。
でもその頃はインターネットの情報が無い時代でしたので、有用な情報を集めるのは至難の技でした。
独学で試行錯誤してある程度出来るようになった頃に、こちらのような書籍がちらほらと出始めてきました。「もう少し早く出版してくれていれば、情報集めはだいぶ楽だっただろうに…」と今でも思います(苦笑)
初版はハードカバーで厚みが約3cm。
活字:挿絵:写真の割合は、6:3:1くらいかなぁ。
オイルや精油の紹介の際に、著者自身の経験談などが入るので活字が多め。
ですから読者は『読書が好きなこと』が前提で、尚且つ手作りコスメにも興味がある人向き。
カラー写真が多めのレシピ本ではないので、読了までに若干の時間が必要です。
巻頭の一部を抜粋。
『肌は本来何も必要としないので、化粧をしない女の肌が一番健康である』
『健康的で規則正しく心静かな生活をすれば、何もつけていないときが一番きれいで元気』
・・・正論だと思います。
ただ現実には(特別な状況を除き)そう上手くいかない訳で・・・。
ジレンマの先の妥協点を探すと『シンプルスキンケア』に行きつく、
ということなのでしょう。
著者の肌に合う、オリーブオイルの石けん(P50)が自分には合わないので、知識としては参考になる部分があるものの、自分の実生活にはあまり役に立たないであろうと思います。
ちなみに著者の肌にはあまり合わないらしい、馬油(P121)が、自分にはバッチリ合います。
書籍内で紹介されているラベンダー精油(P200)は、濃度が濃いものを直接肌につけるとアレルギーを発症しやすくなるらしいので十分注意して下さいね。
『ガラス製の容器』を手作りコスメの道具として使う意味(P262)について、
もっと前に(少なくともレシピを紹介する前に)解説があるべきだったと思います。
気が早い人なら全部読む前に、軽いから!とか、落としても割れにくいから!などの理由で、100均などでプラ製の容器を買っちゃうかもしれませんよ(笑)
10年近く前の書籍なので仕方がない部分もありますが、個人的にアルガンオイル・ライスブランオイル・ラズベリーシードオイルなどの記載がないことが残念かな。
しおりとして2本の紐がついているのですが、
1本目は88ページに、
2本目は153ページに挟んであります。
資料として後から読み返す部分が若干あるので★5.4
★☆★
目次
1 まず、自分の肌を知る
2 洗顔とは何か?
3 美しい肌に必要なもの1 水とオイル
皮脂の成分(P77)
スキンケアに必要な皮脂の成分と必須脂肪酸(P88)
16のオイル オリーブ/椿/ヘーゼルナッツ/マカデミアナッツ/ホホバ/スイートアーモンド/アボカド/馬/太白ごま/パンプキンシード/くるみ/ククイナッツ/月見草/ローズヒップ/しそ、えごま/亜麻仁
16のオイル使い方早見表(P146〜)
脂肪酸の種類によるオイルの特徴のめやす(P152)
スキンケアのポイントとなる脂肪酸の割合(P153)
4 美しい肌に必要なもの2 花
5 基本のレシピ
基本の化粧水の材料(P230)
基本の化粧水の作り方(P233)
基本の美容オイルの材料・道具(P242)
美容オイルの使い方(P246〜)
美容クリームの材料・道具(P260)
基本の美容オイルの作り方(P264〜)
6 応用レシピ
2008年11月11日 第1版発行
ハードカバー369ページ
1800円+税
ISBN:9784870 318786
管理用:21-33-4
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