マサキ パリ(海外) / スゥ EPS 口コミ

香調：フルーティフローラル

トップノート：ペア、ボンゴン（中国のグレープフルーツスターフルーツ）
ミドルノート：スタージャスミン、ロータスフラワー
ラストノート：ホワイトシダーウッド、クリスタルムスク

購入したのは随分前ですがまだほんの少し残っているので覚書として。

ネーミングのSUuは日本語でそのまま深呼吸を表しているそうで
確かにクセの無い爽やか系の香りです。
トップノートのペア、ボンゴン共にさっぱりした甘さの果物なせいか
香り立ちはほんのりした甘さ。
柑橘系フルーツのシャッキリ目の覚めるようなフルーツ臭では無くて
南国果実を籠盛りにして部屋に置いておくと
ふわ〜〜っと香る、あんな感じ。
ミドルのスタージャスミンはジャスミンとは名ばかりでテイカカズラの仲間だそうです。
ジャスミン同様に芳香が強いですがもっとすっきりした匂いだそう。
ロータスフラワーでオゾンノートを足してあるのかな。　
ラストノートになっても特に香りの変化は感じられず
全体的にお上品なこじんまりとした印象です。


爽やかで日本人好みの嫌われない香りだと思うのですが
「これでなければっ！」って言う個性もあまり感じられないのが残念。
お品がありくどくないフルーツテイスト、可愛らしいイメージなので
若いお嬢さんのファーストフレグランスにお母様がプレゼントするのには最適だと思います。

私は外出に着けるのは面白味に欠けるので
もっぱらルームコロンとして使用しています。
頭が痛くなるようなケバケバしさが無くてなかなか良いのです。

余談になりますが、美術にしても外国は油絵が主流でキャンバスにこれでもかと言うほど
絵の具を塗り込んでいきますよね。
それに比べて日本画って水彩主流ですし平面的です。
水墨画となると、色も限られています。見る人が自分の想像の中で色を補っていくと言うか、、、。
で、どっちが優れているって言う話では無い。
それぞれの個性と好みだと思うんですよ。
雅楽とオーケストラ、短歌や俳句の簡素さも同じ。
この香水はそう言う意味でとっても日本的だなぁと感じました。
藤とか菊とかの和花は使っていないけれど、日本人が作った日本らしい香水なのだと思います。

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