MANCERA / WILD PYTHON 口コミ

金木犀の甘い匂いがほわほわ漂う季節になりました。

なんとなく金木犀の匂いのする香水が欲しくなって
ネットをさまよっているうちに、かなりニッチなブランド
MANCERAに行き当たりました。
MONTALEの姉妹ブランドです。

WILDシリーズの最新作らしいWILD PYTHON（２０１８）

オフィシャルサイトの香りのピラミッドは
トップ　：　インド産チュベローズ、金木犀、桃、ベルガモット
ハート　：　ジャスミン、オレンジブロッサム、パチュリの葉
ベース　：　バニラポッド、ホワイトムスク

香りのコンセプト　：　なめらかで、魅惑的、危険な野性の大蛇。

最初から高出力のチュベローズ！！！です。
一瞬ベルガモットのちょっと苦みのある匂いが鼻をかすめますがあっという間にチュベローズです。
というか、トップノートがチュベローズって。普通ミドルノートあたりでご登場のチュベローズが初っ端からガッツンと主張します。
そこにクリーミーなねっとり系の金木犀と桃が加わります。
甘々、ねっとり、じっとりと絡みつくような匂いです。蛇ですね。

ミドルノートでもまだチュベローズが匂いますが、徐々にジャスミンの甘いねっとりに移り変わります。
ジャスミンティーを想像してはいけません。グリーン系統、爽やか系統の要素は０です。

私の肌の上ではジャスミン＞チュベローズ＞＞金木犀＝桃
ハンカチの上ではジャスミン＞チュベローズ＞オレンジブロッサム＞金木犀＝桃＞パチュリ
このミドルが６時間〜半日続きます。

ベースのホワイトムスクは体臭と混じってほぼ不明。バニラがわずかに残ります。
ハンカチや服に匂いが付くと一日中ジャスミンとチュベローズとバニラかも。
肌に直接つけるよりは若干まったり感は薄目です。

パッケージにはアルコール８０％と記載されているので、香料系は２０％位。
商品はEDPなのですが、香水なみの濃度でしょう。
高出力で長時間モチます。
つけすぎ注意です。
海外のレビューをみてもつけすぎると
「（香りという名の）蛇に絞め殺されそう」的なご意見がちらほら。

ちなみにこのWILD　PYTHONですが海外のレビューで多いのが
バイキリアンのグッドガールゴーンバッドエクストリームに似ている
フレデリックマルのカーナルフラワーに似ている
ロベルトピゲのフラカに似ている
だ、そうです。

つまり、良くも悪くもチュベローズが賑やかで、華やか系ホワイトフローラルに金木犀やココナッツ、桃などのちょっとクリーミーなフルーツ系が混じり、甘さとしつこさ（笑）個性の強い香り、というところでしょうか。

お値段は１２０mlで１８０＄、６０ｍｌで９５＄。
バイキリアンやフレデリックマルより安いですが・・・
決して安い買い物ではないので、香りが個性的なこともありお勧めしづらい。


直接肌やハンカチに１プッシュつけたりした時には感じないのですが服についてしまうと、あまり好きじゃない匂いに変わってしまいました。
チュベローズのなんとなくわずかな「腐りかけの肉」っぽい匂いが気になります。
なので、太ももあたりに吹きかけて５分ほど待ってから服を着るようにしています。

季節はこれからの秋冬の夜。
さりげなく下半身に１プッシュ、ハンカチに１プッシュ（これで手を拭いてはいけない）

パッケージと巾着がキンキラのゴールド、
ボトルは黒いパイソン柄（見ようによってはクロコダイル）ずっしり。
キャップはスクリュー式なので無くす心配が低め？

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