ロレッタ / メイクアップワックス 6.5 口コミ

ショートヘアなのでワックスは手放せません。
動きが出やすいよう表面にレイヤーの入ったショートで、パーマはかけておらず直毛です。
前髪はやや長めで、斜めに自然な毛流れになるようなカットです。
矯正をかけていると思われるほどの直毛なので、本来ですとアレンジが難しく、
だいたいどんなカールも時間と共に真っ直ぐに戻ってしまいます。
やや柔らかめで細い髪、毛量は多いのでカットで調整してもらっています。

そんな髪質ですが、このワックスは合っているようで束感が作れる唯一のワックス。
他の色々なワックスは、クリーム状でべたつきと重みでペッタリと髪が潰れたり、
ウエット感が強すぎて不自然だったり、粘り気が強すぎて使い辛かったり。

元々不器用というのもあるのですが、上手く髪全体に上手に馴染ませるのが苦手。
そんな私でも美容師さんにセットしてもらった時のように、前やサイドはもちろん、
後頭部や襟足も完璧に綺麗に仕上げることができました。

ある日は耳かけで後頭部にふんわりとボリュームを出し、
耳にかけた部分は前髪から自然な毛流れで繋がるようにし軽く束感を。
また別の日は、髪全体によく揉み込んでボリュームアップさせ、分け目を作らず、
ラフな雰囲気に仕上げたり。
他、ストレートを活かしたまま菱形シルエットになるよう、
部分的に毛束を引き出したナチュラルなスタイルの日も。

これらがアイロンもパーマも無しで、超直毛の髪ですがセットできます。
コツは、ダイナミックに毛先から根元手前くらいまでワックスを馴染ませること。
馴染ませ方も、毛先をつまんだり手櫛でワシワシと揉み込むのではなく、
両手で髪を少しずつ取っては、こよりのように擦り合わせて
ワックスを髪に練り込むような感じです。
髪を下から上へ持ち上げながらネジネジと。
それをブロッキングの要領で、位置をずらしては何回もおこないます。

使用量は1円玉大を掌いっぱいに擦り込んだのが、頭全体の1回分。
それでまず全体を下から上へ向かってタオルドライのように、
髪を引っ掻き回すようにグシャグシャにつけます。
再び1円玉大を同様に掌へ。
それをブロッキング感覚で移動しながら、下から上へ毛束を取ってはネジネジ練り込み。

その後に歯を磨いたり、メイクをしたりして少し時間を置いてから、
いよいよ髪の最終仕上げに。この間はモシャモシャの酷い状態です。
少し時間を置くのは、なぜかその方が私の場合はセットが決まるといいますか、
髪の表面に良い具合に引っかかり感が出て、毛束が作りやすかったり、
ふわっと引き出した毛束が引っかかって留まりが良くなったり、
前髪からサイドへの毛流れが上手く綺麗につながるからです。

これだけ何回もたっぷりつけて、乱暴に揉み込ませた割には、
髪にはべたつきも不自然な艶もマットさもなく。香りもすぐ消えて気になりません。
擦り合わせたはずの掌も、髪に馴染ませた後はあまりべたつきがなく驚きました。

これまで買ったことのあるワックスで本格的なスタイリングとなると、
全く何も動きが出ず真っ直ぐに戻るか、
表面だけがボサボサで寝癖の出来そこないのような無残な仕上がりでした。
加齢で髪質が変わったり、昔に愛用していたワックスが廃盤になっていたりで、
こちらに出会うまではなかなか苦労でした。
美容室で買ったワックスすら上手くいかなかった始末。
やっと、良いワックスに出会えて嬉しいです。

ちなみに、よりキープ力を高めようとケープを仕上げに吹き付けると
相性が悪いのか真っ直ぐになったり、単なるボサボサで終わったり。
こちらのワックスのみで仕上げた方が理想的な仕上がりでした。

使用した商品

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