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クチコミ
2016年にパトリモワンヌシリーズに仲間入りした「プロムナードデザングレ」はフィグとアイリスの香りに焦点を当てたフレグランス。
‘南仏プロヴァンスの太陽を浴びる甘美で爽やかな旅へ。「プロムナードデザングレ」は、人気のリゾート地、コートダジュールにある同名の遊歩道“プロムナードデザングレ”へのオマージュ。暖かい日差し、紺碧の地中海、そして高級ホテルやブティックが立ち並ぶおしゃれな街並み。アイリスとイチジクに絡む、爽やかなベルガモットが、そんなリゾートへの逃避行へと誘います。’(公式サイトより)
元々の香りは2008年発売の「アクアアレゴリア フィグイリス」(調香師はジャン・ポール・ゲラン、マリー・サラマーニュ、シルベーヌ・ドゥラクルト)で、再販にあたりワッサーが最調香したもの。
トップはシトラス&グリーン。ベルガモットとグレープフルーツの果皮感が強い柑橘に、少しツンとしたクセのあるグリーン。
ミドルはフィグ&パウダリーノート。このフィグは葉や木のグリーンっぽい香りが強め。ここにアイリスとバイオレットの粉っぽさが合わさってフェミニンな印象。
ベースはベチバーの土っぽさも出てくるもののそこまで主張せず、ミドルからのパウダリーノートにムスキーなベールがかかってフェードアウト。持続は5時間くらい。
地中海のリゾートをイメージしたフィグの香りで有名なものと言えばエルメスの「地中海の庭」やメゾンクリスチャンディオールの「バラッドソヴァージュ」がありますが、それらふたつと比べるとフェミニン寄りなフィグ香。
ここから下は少し愚痴です。
先述の通り、この香りは「アクアアレゴリア フィグイリス」の再調香バージョン。
値上げし過ぎではありませんか?フィグイリスは販売当時75ml6500円+税、これは125ml33600円+税。三倍以上の値上げです。ポンポン新作出してはディスコンにし、ボトルと容量変えて再販して値上げする。これはゲランの悪癖だと思います。同じアレゴリアのシリーズからの再販ならジャスミノラの方が使い回しとしてはえげつないかもしれませんが。
近年のアクアアレゴリアは「薄い」と感じます。ミクソロジーとか言い出した辺りからそう感じています。懐古厨のつもりはありませんが、このシリーズもけっこう作り込んだ香りがあったんですが今やジョーマローンの二番煎じ、三番煎じ。
今年は、以前ミュゲのように毎年出ていた「チェリーブロッサム」が復刻するようです。
ビーボトルに入って、お値段もミュゲ並みで(笑)。
フローラルウッディフルーティ
陽の光を感じさせる爽やかでスィートな香り。
トップ:グレープフルーツ、ベルガモット
ハート:バイオレット、アイリス、フィグノート
ベース:ベチバー、バニラ
(公式サイトより)
フレグランティカだと、
トップ:ベルガモット、ブラックカラントの芽、フィグ、ヴァイオレットリーフ
ミドル:ミュゲ、ローズ、ミモザ、ヴァイオレット
ベース:オリスルート、ヘリオトロープ、ホワイトムスク
調香師はティエリー・ワッサー。
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