セルジュ・ルタンス / A la nuit(夜に) 口コミ

前回、Perris Monte CarloのJasmin De Paysのレビューを書いた時に A La Nuit に似ていると述べたので、今更ながらではありますが、このSL(Serge Lutens)のA La Nuit(廃盤）に敬意を込めてレビューします

夜のとばりが降りる。 白夜のような、眠れぬ夜。 むせかえるような香りが生暖かい 空気を満たしている。 ジャスミン。爽やかでありながら、 熱く、力強く、そして官能的な香り。 その香りは夜を忘れさせ、 もうひとつの世界へと誘う。
（A la nuitの公式の紹介コピー）

私にとってこの香りは、もう20十年ほど前になりますが、
スペインのセビージャにフラメンコ留学をしていた頃の私のジャスミンの香りの記憶とA la nuit はとてもリンクします。
暑い生温い熱の残る日没間近（…と言ってもアンダルシアの夏の日没はだいぶ遅い時間です）のレッスンの帰り道、アパートの近所で咲いてたジャスミン…
その生花のジャスミンは生温い空気と触れて混じり合うと、まさに！爽やかでありながら熱く、マッタリと絡んで離さない…ハードなレッスンの疲れも忘れさせ、心も体もうっとりしてしまうようなそんな香り。
SLはこんな生温かい夜のジャスミンを再現していたんだろう。。とA la nuitを使う度に感動してしまいます。

海外の香水通販サイトで、もしかしたらまだ買えるかもしれませんが
これほど官能的で熱い空気に触れた生花のジャスミンを再現しているのはA la nuit をおいて他に無し。

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