トム フォード ビューティ / カフェ ローズ オード パルファム スプレィ 口コミ

@cosme TOKYOにトムフォードコーナーがあり、フレグランスも置いてあるのでこちらを試してみました。
(1番試してみたかったネロリポルトフィーノはフタを開けたらスプレー部分がなくて試せず。空ではなかったので、他のお客さんが外したのでしょうか。でも開けたフタにもなかったですし、どこへ消えたのです？)

種類はEDPで、調香師はアントワン・リーです。

スプレーした瞬間、一気に鼻腔に複数種のバラが襲撃してきます。ディオールプレステージ品と品種は違えど、襲撃度は同じくらいです。マスク越しにもプンプン漂ってきます。なんとなく漢方みたいな苦そうな要素もありましたが、5分以内に消えたので幻だったのかもしれません。
ただ、15分程度経つとバラは収まります。マスク越しだとバラが強いですが、マスクを取って嗅ぐとコーヒー豆を深煎りしたような重い香りが出てきました。
更に30分程度経つとバラが殆ど消え、コーヒーとほんのりと鼻に抜ける爽快感のあるスパイス？を感じるようになりました。
1時間程度経つとほんの少しバラが復活してきます。バラとコーヒーとメントールという、何故そこを組み合わせる気になったのか謎のトリオです。
更に2時間後、バラとスースー成分が消え、代わりにサンダルウッドやアンバーの混ざったお香系の香りが出てきます。何故コーヒーとお香を組み合わせたのかはやはり謎です。
段々嗅いでいるとお香っぽいのでなんとなく石鹸みたくなってきて、不思議と肌馴染みが良くなってきました。この頃にはコーヒーが消え、残りはひたすらお香系のウッディ？な物が長く続いてフェードアウトすると思いますが、この辺りで入浴して強制終了です。

持続時間は途中で強制終了したので不明です。いつものトムフォードのフレグランスと同じと仮定すると、間違いなく朝使っても夜まで香りが分かるぐらい長持ちするでしょう。
5分の1以下の価格だったら試しに買ってもいいくらい興味深い香りでしたが、このラグジュアリー価格の前には生半可な購買意欲は消し飛びます。
総括すると、魅力的な悪役が発しそうな香りです。バラを表現している筈なのに、その裏にある暗黒面に特化して表現しているような感じでした。

使用した商品

• サンプル・テスター
• モニター・プレゼント  (提供元：@cosme TOKYO)