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クチコミ
一時期イディールの限定フランカーを定期的に発売していたような気がしますが今まで一度も試香したことなかったな、そういえば。と思って量り売りショップでお試し購入してみました。
公式の商品説明に【最も美しい3種のブルガリアンローズと春の花々で創り上げた肌に降り注ぐフラワーミスト】とある通り、なんて贅沢で豪華な花束だろう!な香り。いかにも高価そうなゴージャスな薔薇の生花、それを取り巻くジャスミン、スズラン、ライラック、ピオニー、、、女性らしさ美しさを全部詰め込んだかのようなフローラル。ベースにムスクとパチョリ。基本、パチョリが入った調香って好きなんだな、と気がつき始めた今日この頃です。
こんだけフローラル詰め込んだら甘ったるすぎて昼間に化粧の濃過ぎる露出過多なやり過ぎ感が出てしまいそうなのに生花のフレッシュさがしっかり感じられて品よくまとまっているのはさすがゲランのEDTなんでしょう。そしてこの贅沢なブルガリアンローズの香り。
イディールを(それと認識した上で)嗅ぐのは初めてですがなにやらデジャヴ。というか、嗅いだ瞬間、あぁ、これが私のイメージする香水!と感じました。子供の頃とか、いつかどこかで嗅いだ経験(イディールではなくとも)なのか、物語の中に出てくるイメージなのか、何が影響しているのかは不明ですが私の中の香水の原風景的なイメージは、どうやらこんな感じの生花ぽさのある豪華な薔薇の花束な香りが刷り込まれているようです。普段好んで使う香りとは全く別次元で、これぞ香水!と私の本能が反応する香り。そんな原風景的なイメージが刷り込まれていることも初めて気がつきました。このイメージはどこから来ているんだろう?とイディールを嗅ぐたびに想いを巡らせています。
純愛という名前と香りのインスピレーションは、ゼウスとダナエの純愛物語、、、って、どうしてもダナエをモノにしたかったゼウスが箱入りどころか悪い虫が付かないよう厳重に監視されていた深窓のダナエ嬢の寝室に金の雨となって降り注ぎ子供を作ったあのギリシア神話がハテ純愛なの?と現代を生きる一個人としてはプチ違和感を感じなくもないのですが(笑)、そこはニュートラルにして、確かに一瞬で恋に落ちそうなたおやかで美しい、でも案外現代的な真の強さも感じる美しい女性そのもののようなフレグランスですね。
イディールといえば雫型?逆さヒール?のボトルも印象的でしたけど(もしかしたらゼウスが化けた黄金の雨粒のイメージ?)、ビーボトルになっちゃったんだなぁ、最初からビーボトルと思えばまぁ中身の香りとの相性は悪くないかもしれないけれど。て思ってたら今度は逆さハートのボトルになったんですね。今や金型もサスティナブル重視なのはどのブランドも同じようだけれど、ボトルも大事な個性である香水でもデザインの一律化はほんのちょっと残念ではあります。
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