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ムッシュー・ディオールが愛したと言われるディオラマグルマン。バニラ、オレンジ、ビターチョコが使われていたこと以外は写真もレシピも残っていない謎に包まれたデザート。そんなディオラマグルマンにオマージュを捧げたバニラディオラマは延期に延期を重ねようやく発売された。幻のスイーツに思いを馳せた香りは、いったいどのようなものだろうか?
ピリッと華やかなピンクペッパーに甘いオレンジ。このオレンジはジューシーというより、甘さが凝縮されたオレンジピールやマーマレードに近い。
続いてほろ苦いカルダモン、粉感のあるココアに白っぽいバニラの甘さが重なってくる。香りの上の層では華やかなスパイスがキープされているため、甘さ一辺倒にはならずさらりと軽やか。
ドライダウンになると、バニラの甘さがさらに立ってくる。ムエットだとそこまで感じられないが、肌に付けるとパチュリやサンダルウッドの暗いウッディが主張し、インセンスのような雰囲気がある。トップからミドルまでで約二時間、ドライダウンは四、五時間程度。
幻のデザートにインスパイアされたという触れ込みのフレグランスだが、思いの外グルマンな香り立ちにはならず、オリエンタル寄り。おそらくサンダルウッドのせいだろう。段々とわかりやすい「美味しそうな香り」にそこまで食指が動かなくなってきた自分としては構わないのだが、デザートの香り=グルマン系を求めると少し違うのかな、という印象。
トップ:オレンジ、ピンクペッパー、レモン
ミドル:ラム、カカオ、カルダモン
ベース:ブルボンバニラ、サンダルウッド、パチュリ
調香師は、フランソワ・ドゥマシー。
(fragranticaより)
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