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クチコミ
31リュカンボンはシャネルの本店がある住所がそのまま香水の名前になっています。
香りの系統はシプレ。シプレって最初店員さん聞いた時はよく分からなかったのですが、ベルガモットなどの柑橘やシトラスの香りにフローラル、そしてオークモスやアンバーなどウッド系や深みのある香りに変化していく香りのようですね。
有名なところで言うとゲランのミツコもシプレノートの香水だそうで。
シャネルの3代目調香師のジャック・ポルジュ氏はシプレノートによく使われているオークモスという香料を使用せず、パチュリを用いることで新しいシプレ系のフレグランスを生み出したようです。
トップにはベルガモット、ブラックペッパーが使われていますが、何故かこれまた爽やかさとは違うどこか重みのある雰囲気です。ベースにベチバーが使われているようで、ベチバーのアーシーで湿った土のような香りが漂います。
やがてイランイランの濃厚でエキゾチックな甘さ、アイリスのパウダリーさ、ローズの華やかさなどフローラルたちが踊り狂うかのごとく香ります。これがまた美しい。
そして前述のようにこの香水にはパチュリが使われていますが、もう1つベースの香料としてラブダナムが用いられています。このラブダナムは別名シストローズやロックローズともいわれ、2020年に発売されたルリオンドゥシャネルというゼクスクルジフシリーズの中から発表された香水でも使われています。スモーキーでレザーのような重ための雰囲気もありながら、どこか樹脂の甘さも感じられるラブダナムがパチュリと重なり合うことでより深みのある、エッジの効いたものになっているのです。
これはまさに31リュカンボンの本店のあの鏡張りのらせん階段を歩いているような気持ちになります(大袈裟なようで本当にそう感じてしまう)。
31リュカンボンという名前に相応しい香水だなと香る度に感じてしまいます。ガブリエル・シャネル氏が実際にこの香水を香ったらどんな感想を言うのかなと気になってしまいます。
31リュカンボンはいつものように最初に店舗で香りをムエットから試して肌にも乗せて、変化を見てからしばらく後に購入に至りました。
これが合う季節としては春、真夏以外の夏、秋、冬。落ち着く香りというよりは襟を正していたくなるようなピシッとした香りなので、日中に使うことが多いです。ただしちゃんと香水っていう香りではあるので、オフィス向きではないかなぁ…
女性だけでなく男性にもつけて欲しい。むしろ男性の方が綺麗に香るかも?
でも香水ってつける場所でだいぶ印象も変わるというか、この31リュカンボンも腕につけた時より腰や足元につけると自分に香ってきた時にその香りの居心地の良さにやられました笑
特にウッド系やシプレ系など深みある香りは腕より足元とかにつけた方が良いのかもしれませんね。
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