![シャネル N°5 ロー オードゥ トワレット (ヴァポリザター)](https://cache-cdn.cosme.net/media/product/10118/skuimg_670560.jpg)
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オリジナルのNo5をより現代的に、若い世代でも身にまといやすいローが2016年に発売されました。
調香師は4代目専属調香師のオリヴィエ・ポルジュ氏。
オリジナルのNo5が母親とすればローはその娘といったところでしょうか。いや、プルミエールが長女でローが次女か…
いずれにしても骨格としてはNo5であるけれど、とにかく香りも軽やかで日常使いしやすい。
まずトップから香るのはマンダリンオレンジやレモン。オリジナルのNo5にはあまり含まれていない香料なので、このシトラスの爽やかな雰囲気からこの香水は始まります。オリジナルにもベルガモットやネロリは含まれていますが、ローの場合は上記のシトラス系のフルーツを組み合わせることでより軽やかな仕上がりになっています。
そしてこの爽やかなシトラスが落ち着いてくると、イランイランのエキゾチックな甘さやジャスミンやローズ。ただし甘さがあるといっても、やはり爽やかなのは変わらず、とにかく透明感があってキラキラとしていて、石鹸のような香りです。
ベースにはホワイトムスクが含まれているため、このホワイトムスクがナチュラルな香りのセダーウッド、菫の花のような香りのオリスルート、柔らかなバニラと共に全体を優しく、温かみのあるラストへと向かっていきます。
オリジナルとの違いは前述の通りシトラス系の香料の多さ、そしてベースにオリジナルの方では使われていたパチュリやモス、ベチバーなど深みのある香料を一切使用していないことです。
もちろんこれらの香料はどれも素晴らしいものなんですが、仮にローにこれらの香料を混ぜてしまうとローの醍醐味でもある"21世紀としてのNo5"という立ち位置や、"軽やかで若い世代にも受け入れやすい香り"から遠ざかってしまうことは想像出来てしまいます。
深みのある香料は極力使わず、でも骨格はNo5のまま、手軽さやフェミニンな要素を取り入れているのがこのNo5ローだと思います。
季節や時間を問わず、持続時間もオードゥトワレットのため4、5時間程度。
オリジナルにはまだ手が出せないけどNo5の世界観を知りたい方、爽やかで品のある香りをお探しの方には丁度良い香水ではないかと思います。
※1年以上前に購入したのでもしかすると箱のパッケージが写真の時より少し変わっているかもしれません。
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