変質に強く刺激を感じにくい誘導体口コミ一覧（新着順） －@cosme（アットコスメ）－

2025.02.16レビュー。

愛用しているThe Ordinaryのアイテムの一つ。何本もリピートしていて、ストックも持っている。
円安続きで個人輸入して手に入れる旨味が全くないので、しょんぼりしていたら、日本でも手に入れることが出来るようになって小躍りしている。

私はＡＴソリューション～を朝晩セラミド乳液の上に2滴ほど垂らして混ぜて使っている。
なぜかというと、ウォーターフリー処方のオイルベースセラムで、手の平に滴下すると、あっという間に油分が手のキメに入り込んでしまって、顔に塗りにくいから。
乳液の上に垂らして、都度混ぜたほうが扱いやすい。肌が水分よりも油分に親和性があることを実感する。

ビタミンＣ誘導体20％配合だが、成分としての純ビタミンＣ総量は表示より少ない。ここは怒ったらダメな部分です。純ビタミンＣの安定化のために追加した成分を含めての20％という計算です。
脂溶性であることで、乾燥肌でも使いやすい、逆に保湿も見込める。純ビタミンＣによくあるチクチク肌を突き刺すような刺激を感じにくい。
米公式サイトでも”Evens Look Of Skin Tone, Hydrates”とあるように、珍しく保湿できる。他のThe OrdinaryのビタミンＣ製品に”Hydrates”の文言はない。
ニキビ予防というよりも、美肌全般に効きますよ的なアイテムなので、ニキビ肌の人は使いにくいかも。乾燥肌向け。

アメリカThe Ordinary公式サイトでは”Ascorbyl Tetraisopalmitate Solution 20% in Vitamin F”の商品名で販売されているのでＡＴソリューション～なのか。
30mlで24.60 USD、本日の為替レート＄１＝約152円で換算すると3,747円位になる。日本取り扱い価格は現地とほとんど変わらないので、値段的にも良心的なブランドだと再確認している。

以下は雑談と長文な蘊蓄・講釈垂れる感じになるので、時間がある人だけ読んでね。上のレビューもアホほど長い。

ビタミンＣは色々な種類があるが大きく分けて2つ。

①純、ピュア、生ビタミンＣ、アスコルビン酸/L-Ascorbic AcidはビタミンＣそのまま未加工なので、肌刺激が強く安定性が低い。名前の前に「ピュア」とか「生」と付けるようにして「なんか効果良さげ～、肌にも優しそ～」な雰囲気にしているが、実は日中付ける場合劣化と変質による刺激に気を遣う成分。私って底意地悪いわ( ´艸｀)
この成分が世に多く出回っているのは、とても「お安い成分」だから。他の化粧品にも「酸化安定剤」目的として配合されていることも多い。
私は高濃度の場合、夜にしか使わない。顔が薄茶色に変色するし。白っぽい服には薄茶色のシミが付く。
高濃度の純ビタミンＣは独特な処方になっていることが多く（オバジやThe OrdinaryのビタミンＣサスペンション23％はオイルフリーなのに油っぽいテクスチャ）ビタミンＣが肌に浸透する時に2～30分チクチク肌刺激を感じたり。
※注意：翌朝まで続く不快な刺激や赤みやただれはアイテムがあっていない証拠なので、使用は中止すること※。使用直後30分以内の我慢できる範囲の肌刺激や熱感だけが正常な反応です。

②ビタミンＣ誘導体（水溶性、脂溶性、両親媒性）様々な環境要素で劣化・変質を起こしてしまう「不安定なビタミンＣ」の分子構造に、他の成分を結合させて、劣化・変質しにくく加工した成分。多種多様あってキリがない。加工した分、手間と原料追加分「高価なビタミンＣ成分」となっている。
種類が多いのはウォーターベースセラム。オイルベースセラムは種類少な目。両親媒性は新しい誘導体成分の部類に入って、APPSが有名かな？他にもAPIS、GO-VC、VC-MGなど。
安定性・安全性・非刺激性・皮膚浸透性などを考えて、各社、常に新しい「ビタミンＣ誘導体」を研究・開発されています。どんどん増えそう。

成分的なものは公式サイトからコピペしたので、英語で良ければご確認を。

以下アメリカのThe Ordinary official siteからの全成分コピペ
Coconut Alkanes, Tetrahexyldecyl Ascorbate, Ethyl Linoleate, Coco-Caprylate/Caprate, Simmondsia Chinensis (Jojoba) Seed Oil, Solanum Lycopersicum (Tomato) Fruit Extract, Squalane.
以上コピペ終わり。