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パーソナルカラーは、貴女を自由にするためのもの(私の失敗談)

パーソナルカラーは、貴女を自由にするためのもの(私の失敗談)

こんにちは。いつもLike、コメント、フォローありがとうございます!
日本は暑いようですね・・・湿度も高く不快な時期だと思いますが、体調を崩さないようお気をつけてお過ごしください。

今日は皆さんご存知、パーソナルカラーの話です。

以前、アメリカのパーソナルカラーという記事を書いて以来、ずっと書きたかったこの話。
端的に言えば、私の勝手な自己診断による失敗談とプロ診断でのアイデンティティー崩壊、そして立ち直り結果的にどんな色も好きになったというお話です。

(パーソナルカラーって何ですか?)


一言で言えば、人を、似合う色によってスプリング(春)サマー(夏)オータム(秋)ウィンター(冬)のいずれかのタイプにわけるという理論です。
4つのカラータイプの色見本は、関口まゆみさん監修の@cosmeのページ、こちらをご覧ください。

そして、パーソナルカラーの要点と本質をズバリ突いたどどん様の記事も是非ご参照下さればと思います。運命のあなた色を探して

(私の失敗談:自己診断とプロ診断の結果にとまどうの巻)


昔々のお話です・・・当時19歳の私は、パーソナルカラーの存在をネットで知りました。
「自分にベストの色がわかるなんて!」と無料のネット診断をしまくります。

結果はウィンター。どの診断サイトでも同じでした。
「私ってウィンターなのね☆」と思った私は、黒を中心としたクール系のファッションで身を固めるようになりました。
黒ばかり着ていた、まさにこれぞ黒歴史(笑)。
ところが、この診断は、後で間違いだったということが判明します。

さて、数年前に一時帰国した際、私は念願のプロ診断を受けにいきました。
思い込みからはや10年以上が経過しておりました(汗)。
「典型的ウィンターさんですね!」と当然言われるものだと思っていました。
担当のカラーリストの方は大きな会社のトップアナリストで、自然光を再現するライトの下、すっぴんの私を手早く診断していきました。身体的特徴を見て、次に季節毎のドレープを当てて行きます。その間わずか15分ほど。

「はい、オータムさんでした☆」



え?!


一瞬幻聴かと思いました。
「あの、ウィンターじゃなくてオータムなんですか?本当に?」
「オータムです。(ドレープを当て)ほら、この色だと肌が綺麗に見えるでしょう?(黒を当てて)黒だと顔がちょっときつくみえませんか?」
「でも、黒だと顔立ちがはっきりみえるってことですよね?」
(オータムとウィンターのドレープを交互に当てて)「うーん・・・確かにウィンターも大丈夫ですね。ファーストシーズンがオータム、セカンドシーズンがウィンターで間違いないと思います。柔らかい雰囲気になりたい時はオータム色を、クールにきりっと見せたい時はウィンター色を選ぶと良いでしょう。」

と言われましても、とっくにこちらはアイデンティティー崩壊の危機です(笑)。
プロ診断直後の本音はこうです。「本当に私はオータムなの?ドレープ当てられてもピンとこなかった。肌が活き活きと見えるって言われても、ウィンターカラーとの違いが正直よくわからなかった。」
つまり納得いかなかったんです。

そんな私が次にとった行動は、「オータム色の服やコスメを色々買ってみる」というもの。今まで決してメインカラーにしなかったブラウン、柿色、キャメル、果ては苦手なマスタードにも挑戦してみました。最初は目が慣れないので、似合っているかわからず不安で一杯でした。
でも、家族のこんな一言で、なんというか目が覚めたのです。
「いつも着てない色に挑戦できただけで、診断受けて良かったと考えようよ。オータムかウィンターか知らないけど、自分を枠にはめないで色々な色を楽しんだら?」

そうか、自分はパーソナルカラーを間違って理解していたんだと気づきました。
パーソナルカラーが何であれ、それはあくまで「より似合う色」の提案であって、他の季節の色を使ってはいけないということではなかった。
私の間違いは、自己診断で「使う色を限定」し、さらに季節毎のイメージ(春は可愛い、夏はクールなど)に誘導され、自分の個性を表現するためのメイクやファッションまで「固定」してしまっていたことだったのです。

それに気がついてからというもの、私の色の選択肢は無限となりました!

相変わらずウィンターのダーク色が好きで、一番良く着ていますが、オータム色も大好きになりました。ファッションに関しては、マルチカラーやアクセサリーでパーソナルカラー以外のものもどんどん取り入れています。

そしてメイク。豊富なカラーを「狭い面積に多色使い」できるという、このメリットを活かさない手はありません。
パーソナルカラーでまとめることもあれば、あえて外すことだってあります。

(例:パーソナルカラーをあえて外すアイメイク)

私はアイシャドウとして、イエローベース、ブルーベースの色どちらも愛用しています。
例えば以前記事にしたトムフォードのパレットを色別に分けるとこんな感じです。
さて、パーソナルカラーをどうやって「外す」か?
今回はラベンダーに挑戦します。私は、ラベンダー一色のドレスを着ても似合わない自信がありますが、アイメイクでは取り入れています。
使用したアイシャドウはこちらの3色。
左(4色パレット右上):「ラベンダー」アディクション ザ アイシャドウ 070(P) Morning Squall(廃盤)
中央(単色青):「ネイビーブルー」アディクション ザ アイシャドウ 051(M) Midnight Oasis(廃盤)
右:「ピンクカッパー」トムフォード クリームカラーフォーアイズ Pink Haze(現Golden Peach)

着画はこちらです。
目頭側にラベンダー、目尻側にピンクを半々につけ、目の際にブルーをライン的に使用しました。
ラベンダーが肌色に馴染みすぎず「ちょっと浮く」ことによって、またピンクとのコントラストによって目元の印象がより強くなります。ブルーはどちらの色にも合うのでつなぎとして使用。

こんな感じで、メイクに関しては自由に好きな色を使っています。ポイントは、好きな色=似合う色とも限らないので、自分の似合う色と一緒に肌に乗せることです。
例えばアイシャドウにパーソナルカラー以外の色を使っても、チークやリップでバランスを取る事ができます。

(最後に・・・私にとってのパーソナルカラーとは)


パーソナルカラーは自分に特別似合う色を教えてくれる素敵なツールであり、決して「貴女はこの季節なんだから、それらしくしなさい。」と制限するものではない。

「この色は〇〇タイプに」というプロの情報は、ベストカラー選びの強い味方になるでしょう。
しかし、それ以外の色も積極的に試してみて、もし好きだと思えばどんどん取り入れたらいいと思うのです。

パーソナルカラーは、敵色をつくるのではなく、味方色を増やすツールだと私は捉えています。


最後に、

好きな色を着て、笑顔で堂々としている貴女はパーソナルカラーに関係なく美しい!


長々と読んでいただきありがとうございました。
(もし、パーソナルカラー取り入れメイク、外しメイクにご興味のある方がいらっしゃったら、リップメイクなども記事にさせていただきたいと思います。)


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コメント(14件)

  • (続き)顔色と雰囲気に似合うものを取り入れるようにしています。

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    2016/6/23 22:46

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  • パーソナルカラーを知ってそれに縛られてしまうのはとてももったいないことなので、今回の記事にまるっと同意です!私自身パーソナルカラーやイエベ/ブルベに拘わらず(有名ブランド専属MAさんやコスメ専門家の方にお伺いしてもブルべだったりイエベだったりする)、自分の好きな色(TUや試着は必須)、

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    2016/6/23 22:46

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    嬉しいコメントありがとうございます!昨今、全てPCに基づきコスメも服も選びましょうと一種の流行のようになっているので、つい自分の失敗談を公開してしまいました。
    AtIiさんのおっしゃるように、実際に自分で試して、好きだったり似合ったりすればそれを身につけるのが、自分としても一番楽しいと思います。→

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    2016/6/24 13:53
  • こんにちは。今更のコメですが!
    関口さんも診断後に、四つ以上に細分する診断もあるけれど縛りが大きくなるからやっていない、パーソナルカラーは自分の味方色を知ること、違うタイプの服やコスメを捨てないで下さいねって、話されていました~!
    杓子定規に縛られるものではないってことですよね…センス必要ですが(笑

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    2016/6/23 16:33

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    いえいえ、いつでもコメ嬉しいですよ☆
    関口さんさすがです!いいアドバイスですね。カラーリストによってはこの色はやめなさいと言う方もいらっしゃるようですが、後は自分のセンスとチャレンジ精神で楽しめたらいいなと思います。今考えると、縛られていた過去の自分が馬鹿みたいです笑。

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    2016/6/24 13:50
  • 亀レスすみません。ファースト、セカンドなんてのがあるのですね。よく似合う色と好きな色は
    違うといいますし色によっては顔が大きくみえたりキリリとしてみえたりなんてのがありますね。
    私はよく似合うと言われるのが蛍光系のオレンジ。ほんとに似合うかどうかはわからないけど。でも一度はプロの方に見てもらうのも

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    2016/6/20 20:16

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    色々な流派があって、診断法も多岐にわたっており、どれが一番正しい、というわけでもなさそうです。
    特に似合う色に出会えた時は嬉しいですよね!しかしRyanさんは蛍光オレンジがお似合いだなんて、いいですね!これからの季節、太陽の光に美しく映えそうです(^^)
    プロ診断は一つの客観的意見として有用ですね。

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    2016/6/21 12:54
  • でも、モノには色・形・質感があるので、色を外したら質感や形を自分の似合うようにすれば、こなせますもの。
    普通の生活で本物の冒険はなかなか出来ないけれど、メイクやファッションの冒険は一生続けたいです。

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    2016/6/20 17:58

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    →「貴女にはこれはやめなさい」と制限してほしくないということでしょうか。
    プロに言われると、真面目な人ほど頑にそれを守ったりされますし。あと、私は「この色は顔色が悪く見える、きつく見える」など言われましたが、ショックでした。PCを中心に、色の世界を探求しましょう、と言ってくれると嬉しいですね(^^)

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    2016/6/21 12:46
  • 拙ブログにリンクを貼ってくださり、ありがとうございます! ラロさんと皆さんが仰っていることが全てだと思います。
    PCはあくまでもツール。知っていればとても便利ですが、それに振り回されていては本末転倒というか、窮屈に感じるのだったら止めた方がいい位です。精神衛生上よろしくない。コスメでもファッション

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    2016/6/20 17:54

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    こちらこそ、色の楽しさを教えて下さりありがとうございます。
    ファッションでもコスメでも「実際に試す」のが、上達の近道ですね(私は沢山失敗してきました笑)。冒険は楽しいです。今度TFから綺麗なパープルパウダーとリップが出るのですが、挑戦してみたいです。PCに関して一つだけ望む事は、プロの方に→

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    2016/6/21 12:41
  • いいかもですね!

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    2016/6/20 20:17

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  • それをラロさんの発進力によって日本にもぜひ浸透させて頂きたいです!
    きっと多くの信者を獲得できるでしょう♪
    ブルーのライナーも涼しげで良いですねー。私も若かりし頃はこういうメイクをして遊びましたがテクに貧しいせいでシンクロの選手みたいで変!って良くツッこまれました(笑)

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    2016/6/20 00:16

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    →色々な顔立ちの方がいらっしゃいますものね。
    Emiさんの方がカリスマ性十分なので是非お願いします!
    シンクロの選手(笑)もうプールに飛び込むしかないですね!私は歳をとって人の目が気にならなくなりまして、ついこういうメイクをしちゃうのですが・・・はっ、それがオバさん化?!

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    2016/6/20 13:11
  • 私も莉沙子さんとほぼ同じアイデアなので省略させて頂きます。
    Pカラーは一つの指針として後は自自分色に作り上げて冒険できたら楽しいですよね!特にラロさんなら何でも似合っちゃいますよ!ご自身でも記事でフィーチャーされてるようにインド女性のブライダルのような大胆なメイクもぜひシェアしてほしいです♪

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    2016/6/20 00:04

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    なんとも嬉しいお言葉、ありがとうございます☆インドのブライダルメイク、やってみたいですね・・・どんなファッションに併せたらいいんでしょう?!つけまつげ買わなきゃ。
    インドメイクでなくとも、日本でのメイクのジャンルはもっともっと拡がっていいのではないかと思います。流行メイク一択なのは勿体ない。→

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    2016/6/20 13:05
  • 流石ラララン様 勉強になりました!私ももっと色々なカラーに挑戦してみようという気にさせていただきました♪ 今凄く悩んでいるアイシャドウパレットがいまいち似合わない色系統ばかりなのですが、どうしても気になるのでやっぱりチャレンジしてみようかな♪

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    2016/6/19 16:40

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    ありがとうございます!
    そのパレットは、お気に入りの色と合わせて使われるといかがでしょう?
    私も、青みピンクをリップに使う時は、チークやアイシャドウは肌色によりなじむブラウン系を持ってきます。
    Ya8さんならどんな色でもお似合いになりそうです(^^)

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    2016/6/20 12:54
  • うーん、難しいです。やはりどうしても型にはまってしまいがちなので…。タイプ別に似合う部類に入っている色だと、無意識に良いような気がするし。以前にコスメ選びにBAさんが、自身が好きな色が似合う色とも言われました。己 の事を一番知っているのは自分自身なんですよね。

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    2016/6/19 16:06

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    そうですね。結局自分の外見も中身も自分が一番良く知っているので、これが好き!と思う色があれば似合っている・・・と思いたいものです。
    イエベブルベなどの基礎を知っていると、全体のバランスを取るのに役立ちますね。でもセンスの良い方はそんなこと知らなくてもオシャレですね。

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    2016/6/20 12:52
  • もっと魅力アップかもしれないですね( *´艸`)

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    2016/6/19 14:35

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  • 確かに似合う色も大切だけれど、色々な色を着たいです!実際パーソナルカラー診断で、ラロ様も経験されたように、自分のベストのカラーのドレープでなくても、別に似合わないというわけでもないですし(゚∀゚)
    でも、一口に赤、黄色、青といってもかなり幅があるので、各カラーの中で最も似合う色を着る事ができたら

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    2016/6/19 14:35

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    シーズンにわけているといっても、全ての色味がありますから楽しめますね!
    私は、オータム色を避けていて貴重な20代を無駄にしたと後悔しました。自分の個性と上手くミックスすることができなかったのです。でもこの歳になると、好きなものを着て(塗って)やる!という気概?開き直り?もでてきて、色を楽しむ→

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    2016/6/20 12:44
  • こんにちは☆コメント失礼します。
    すごく共感するものがあって嬉しくなりました!パーソナルカラーもより魅力的になる色だけど、やっぱり好きな色取り入れたいですもん。私もオータムですが、サマーの色が好きでアイメイクとかついつい購入しちゃって…好きな色と似合う色を組み合わせで魅力も倍増しそうですね♪

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    2016/6/19 13:51

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    ゆっこさんこんにちは☆共感していただけたなんて嬉しいです。
    どのシーズンの色も魅力的ですよね!私も、夏はやはり涼しげなサマーカラーを取り入れたくなります。メイクは色の占める面積が狭いから、どんな色でも楽しめそうですね。もし肌から浮いて大変というなら、コントロールカラー等もありますし(^^)

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    2016/6/20 12:40
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